【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】ジョルジュ・カドゥーダル
【性別】男性
【身長・体重】182cm・92kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷D 魔力E 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
気配遮断:C
 サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 
【固有スキル】
プランニング:C+
 対象を暗殺するまでの戦術思考。
 軍略とは異なり、少数での暗殺任務のみに絞られる。
信仰の加護:B+
 一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。
 加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。
 あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。
 
カリスマ:C
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 また、自身の逃走のための協力者を作りやすくする効果もある。
 
【宝具】
『地獄送機械(マシーヌ・アンフェルナル)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:50人
 ナポレオン暗殺を目論んで行った爆弾テロと、それに用いた爆弾『地獄送機械』が宝具となったもの。
 アサシンの魔力によって生産される時限爆弾であり、
 爆発に巻き込まれた者はダメージに加え、地獄送り――つまり即死判定も課せられる
 この宝具は外的な要因によっては絶対に起爆せず、あらかじめセットした時刻にならない限り爆発しない。
 そのため、この宝具の運用には、入念な情報収集と、目標を爆発に巻き込む計画能力が必要となる。
【解説】
 フランス革命において反革命を貫いた人物。
 ナポレオンの暗殺を目論んだ爆弾テロで知られる。
 その能力と頑なさによってナポレオンにも評価されていた、とも。
 反革命、王制支持を旨とする、ふくろう党の指導者の一人。
 読み書きもろくにできない粗野な田舎者だが、
 寛大な心と堅固な信仰心、抜け目無さと豪胆ぶりによって知られた。
 モルビアンで反乱を起こした時は革命政府によってすぐ鎮圧されたが、
 その後、同じく王党派であるヴァンデの反乱軍と手を結んで革命政府を苦しめた。
 革命政府はカドゥーダルを名指しして莫大な懸賞金をかけたが、
 いたるところに手下や崇拝者を抱えるカドゥーダルは中々捕まえられなかったという。
 しかし、戦争の趨勢は明らかに革命政府側へと傾いていた。
 1800年、表立っての戦争はもはや不可能と悟ったカドゥーダルは、ロンドンへの亡命を決断。
 以後は謀略によってナポレオンを除く事で、王党派の復興を目論むようになる。
 一度目の暗殺計画は、クリスマス・イブにオペラに赴くナポレオン一行を爆弾で暗殺するというものだった。
 少女が手綱を握る荷馬車に爆弾を搭載させ、ナポレオンの馬車もろとも吹き飛ばすというものである。
 しかし、ナポレオンは爆発に巻き込まれたものの傷を負うことはなく、
 かえって革命政府がこの一件を利用して諸処の反対派を弾圧し、秩序を安定化させるという結果を生んでしまった。
 逆効果に終わった1回目の計画の後、カドゥーダルはピシュグリュと組んで再び暗殺を目論んだが、
 パリ潜入の六ヶ月後に逮捕された。
 カドゥーダルは裁判で有罪と判定され死刑宣告を受けたが、彼は特赦を求めることを拒否し、仲間とともにパリでギロチンにかけられる道を選んだ。
 処刑される前、カドゥーダルは群衆に向かって
「さあ、パリ市民に示すときが来た。キリスト教徒、王党派、ブルターニュ人はこのように死ぬのだ」と叫んだという。
最終更新:2017年11月05日 17:34