【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】ボン=アドリアン・ジャノー・ド・モンセー
【性別】男性
【身長・体重】179cm・69kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷E 魔力E 幸運C 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:E
魔術に対する守り。
無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。
騎乗:C
騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
野獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
話術:C
友誼の証明、
縦横の舌端、諫奏、などのスキルを複合した交渉全般に役立つスキル。
休戦・同盟協定、話術を用いた敵陣営の欺きなど、あらゆる腹芸的局面で能力を発揮する。
ただし、いい意味でも悪い意味でも“人がいい”ので、非常に徹しきれないところもある。
【宝具】
『烏合の衆よ、堅固たれ(クリシー・ゲート デフォンス・ドゥ・パリ)』
ランク:C+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:1000人
従軍画家オラース・ヴェルネがクロード・オディオ連隊長の依頼で描いた絵画に因む宝具。
絵画の中央で指揮を執るモンセーからの命を、オディオ連隊長が麾下の軍勢へと声で以て伝達する。
それにより、各ステータスを向上させるほか、Bランクの「
自陣防御」スキル獲得、あらゆる防御判定にプラス補正が与えられる。
宝具によって顕現するのはオディオ連隊長一騎のみで、指揮する兵は現地で調達する必要がある。
だがこの宝具は、「兵士のもとの練度が低ければ低いほど」与えられる全補正にさらなる上方補正が加えられる特性を持っている。
【解説】
ナポレオンに仕えた元帥の一人
東仏パリーズの弁護士の家系に生まれた所謂ボンボンで、軍に入隊しても父親に二度も呼び戻された。
1778年に父親が折れて軍職復帰を許され、90年代にかけて将官に出世するが、
革命軍によって王党派と見なされて解雇。その後99年から1800年にかけてのイタリア遠征に従軍し、
アルプス越えを成功させてナポレオンの知己を得た。
1804年には最初の元帥の一人に名を連ね、半島戦争にも参戦するが、ランヌといった名将の陰に彼の名は埋もれた。
泥沼のロシア遠征、そしてドイツ遠征などには参戦そのものを辞退。
だが、1814年のパリ防衛戦では練度の低い兵を率いてよく戦い、休戦協定締結まで耐え忍んだ。
百日天下では中立を貫き、王政復古後に貴族に列せられたが、
ネイ裁判にて裁判が不当であるという諫奏を行い、裁判参加を拒否したために、王朝側の不興を買って投獄される。
それでも翌年には許されて軍職復帰を果たし、七月革命後のオルレアン朝では大臣も務めた。
晩年の1840年に、ナポレオンの遺体がパリに帰還した際には、86歳と言う高齢の身で、ウディノ、グルーシー、スールトとともに式典に参加。
この時点で生き残っている元帥中最年長(上述の三名に加えヴィクトールと、国を裏切ったベルナドット、亡命中のマルモン)。
式典から2年後にモンセーは死去した。 武名よりもその誠実な人格を歴史に刻んだ人物として、後世から評価を得ている。
最終更新:2017年11月05日 17:41