フランソワ・クリストフ・ケレルマン

【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】フランソワ・クリストフ・ケレルマン
【性別】男性
【身長・体重】170cm・68kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷B 魔力C 幸運EX 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:C
 騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 野獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
作られた英雄(偽):B
 本来は「英雄作成」スキルか、それに準じた“世界からの補正”を受けたことを示すスキル。
 このスキルはそのような神懸かり的要因による英雄性を示すものではなく、
 対抗馬の失脚や政治的思惑から形成された“偽物の”英雄像である。
 それでもケレルマンのサーヴァントとしての性能は、大幅に向上している。

魅惑の美声:C+
 天性の美声。
 女性に対しては魅了の魔術効果として働くが、対魔力スキルで回避可能。
 対魔力を持っていなくても抵抗する意思を持っていれば、ある程度軽減することが出来る。
 ケレルマンはこの美声を以て宝具となる歌を高らかに歌い上げ、敵軍の士気を挫く。

【宝具】
『国民万歳!(ヴィヴ・ラ・ナション)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:1000人
 ――ゲーテの言に曰く、「この日、この場所から、世界の歴史の新しい時代が始まる」
 ヴァルミーの戦いにて高らかに歌われた、のちのフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」を歌い上げる。
 歌唱によって自身の麾下の軍勢の士気が向上し、幸運判定の成功率が二倍となる。
 また、敵軍に対しては「打破すべき旧来の王制」と「それに追従する狗」としての属性を与える追加効果も有する。

【Weapon】
『サーベル』

【解説】
 ナポレオンに仕えた元帥の一人。四人の名誉元帥の一人でもあり、元帥全体で見ても最年長。
 ストラスブールに領地を持つザクセン系古貴族の家系に生まれ、
 革命以前は七年戦争、ルイ十五世のポーランド侵攻などに従軍し、その時点で将官にまで出世していた。
 いざ革命がおこるとそれを熱烈に支持して、1791年にアルザス方面司令官に任官。
 翌年のヴァルミー会戦にはデュムーリエ将軍らとともに従軍し、悪天候などの様々な幸運も助けとなり勝利。
 この勝利は小規模単位のもので、両軍の規模は数万ながら数百人の死傷で矛を収める程度の小競り合いだったが、
 革命精神の勝利として全欧州に広く知れ渡り、さらに事実上の勝利の立役者デュムーリエが祖国を裏切ったことによって、
 ヴァルミーの勝利はほぼケレルマン一人の武名に帰属することとなった。
 それからケレルマンは、モーゼル、アルプス、イタリアと様々な方面の司令官を歴任し、
 その過程で告発を受けての投獄なども経験し、ナポレオンの知己を得たのは、六十代で退役する直前のイタリア方面でのことであった。
 19世紀に入ってからは元老院議員の席を宛がわれ、1804年にセリュリエ、ペリニョン、ルフェーブルとともに名誉元帥となる。
 名誉元帥としてのケレルマンは徴兵と訓練、物資・補給線の管理など、後方の任を務め、前線には戻らなかった。
 百日天下時には中立を保ち、王政復古時には再度貴族に列せられた。

 息子のフランソワ・エティエンヌは、モンブリュンやピエとともに、同時代の中で確実に五指には入るほど優秀な騎兵指揮官。
 彼はマレンゴ会戦で、ドゼーとともに逆転勝利の立役者となった。

 宝具はFGO的に言えば「味方全体の攻撃力アップ&クリティカル威力アップ&敵全体に「王」属性付与(各3T)」
最終更新:2017年11月05日 17:41