ニコラ・ウディノ

【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】ニコラ・ウディノ
【性別】男性
【身長・体重】189cm・106kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷D 魔力E 幸運D 宝具D
【クラス別スキル】
狂化:E
 通常時は狂化の恩恵を受けない代わりに、正常な思考力を保つ。
 宝具による致命傷転移を行うごとに幸運判定を行い、
 失敗すると魔力と幸運を除くステータスが上昇し、暴走する。
 この際、彼は痛みに悶え苦しみ暴れる獣と化す。

【固有スキル】
頑健:B
 戦場で数多の傷を受けても天寿を全うし得た頑丈さ。
 頑健スキルは対毒を含み、耐久力も向上させる。

心眼(真):D
 修行・鍛錬によって培った洞察力。
 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、
 その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。

鋼鉄のルーティーン:B
 日常生活の中で規則的に行われる何気ない動作。
 ウディノの場合は「夕食後に安物の蝋燭を銃撃で消す」というもの。
 このルーティーンのために、バーサーカーは「夕食を摂る」必要があり、
 「蝋燭の調達」、「食卓の準備」などもマスターは行わなければならない。
 ランクに応じてルーティーンの重要度は高くなり、欠かすことは精神強度の脆弱化に繋がる。

【宝具】
『傷だらけの武人(ラ・シカトリス・マレショー)』
ランク:D 種別:対人(自身)宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 銃弾・砲弾・刃傷など、生涯で34回負ったとされる戦傷が宝具と化したもの。
 最大で34回、バーサーカーが負った致命傷を肉体の傷に転移させ、霊核へのダメージを回避する。
 その代償として、生前その傷を負った際の記憶が鮮明化し、幸運判定に失敗すると暴走を引き起こす。
 傷によって幸運判定の難易度には差異が発生する。
 また、即死ダメージには対応しない。

【Weapon】
『擲弾発射器』
『銃剣』

『フリントロック式ピストル』
 ルーティーンを行う際に用いる銃。
 戦闘にはあまり用いない。

『あなたにお仕えできない以上、誰にもお仕えしますまい(La loyauté)』
 ウディノが「アサシン」クラスで現界した場合に保有する宝具。
 友人であるルイ=二コラ・ダヴーとの間で交わされた複数枚の書簡。
 百日天下到来時にブルボン朝への深い忠義ゆえに、
 ナポレオンに再度忠誠を誓わなかった逸話の具現と思しき宝具だが――

【解説】
 ナポレオンに仕えた元帥の一人。
 ロレーヌのビール業者の家系に生まれ、1784年に軍隊入りして以来、
 革命戦争初期に勇猛な戦士として名を挙げ、ハグノー会戦での負傷以来、多くの血戦を潜り抜けてきた。
 1794年に師団長に出世し、オッシュ、モロー、マッセナなどの有能な将校のもとで士官としての経験を積み、
 オーストリア遠征やアウステルリッツ三帝会戦でも負傷をしながら活躍。
 1809年のエスリンク会戦、およびヴァグラム会戦での武功が評価され、マルモン、マクドナルとともに元帥杖を受け取る。
 ライプツィヒ前哨戦の一つグロスベーレン会戦ではヨハン王太子(嘗てのフランス元帥ベルナドット)に敗北。
 その後のネイ軍団と合流したデネヴィッツ会戦でも敗北。ライプツィヒ会戦にも参戦したが結果は知っての通り。
 1814年には多くの元帥同様ナポレオンに退位を迫り、そのままブルボン王朝につくことを選んだ。
 王政復古後も司令官を務め、マドリード知事などの役職も担った。
 百日天下が到来し、ナポレオンや自身の兵に復職を請われても受け入れず、領地に籠って何もしなかった。
 と、後世にはこのような高潔な精神の持ち主として語り継がれることが多いが、これには古くから疑惑があり、
 友人であるダヴーとの間に交わした書簡の内容から、若い妻に唆されて自ら復職を訴え出るも、ナポレオンに撥ね退けられたと指摘する者もいる。
 いずれにせよ、今となっては多くのことが闇の中。ただ、ナポレオンは彼のことを「勇敢だが知略が足りない」と評していたらしい。
 なお、傷の総数に関しては20数回だったり35回だったりと、文献によって意外と安定しない。

【特記妄想】
『あなたにお仕えできない以上、誰にもお仕えしますまい(La loyauté)』
ランク:D+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:12人
 友人であるルイ=二コラ・ダヴーとの間で交わされた複数枚の書簡。
 その実態は書簡状に形成された、形ある「虚栄心」
 真名解放によって渡された者の虚栄心を増幅させ、あらゆる知略を鈍らせる。
 後世評価されたブルボン朝への忠義ではなく、ウディノの当時の行動と、その着地点のギャップを示す宝具。
 なお、バーサーカーとして現界した現在は、この宝具は保有していない。
最終更新:2017年11月05日 17:43