【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】ジャン=アンドシュ・ジュノー
【性別】男性
【身長・体重】180cm・83kg
【属性】中立・狂
【ステータス】筋力B++ 耐久B+ 敏捷D+ 魔力E 幸運E 宝具C
【クラス別スキル】
狂化:D
 筋力と耐久のパラメータをアップさせるが、
 言語能力が単純になり、複雑な思考を長時間続けることが困難になる。
【固有スキル】
精神汚染:D+
 脳に受けた銃弾の影響により、精神が錯乱している。
 他の精神干渉系魔術を低確率でシャットアウトするが、たびたび高ランク狂化に相当する暴走をする。
自殺衝動:B
 “死滅願望”と似て非なるスキル。死にたがりが行う死をいとわぬ自傷。
 戦闘時、肉体の限界を無視して稼働するが、スキル発動からターンごとに効果は弱まり、
 「死にたがりがただ無茶をしているだけ」の状態へとどんどん戻ってゆく。
 燃え尽きるまでの刹那、最後の数秒のジュノーは、無辜の民の攻撃にさえ抗えない。
在りし日の栄光:B
 ナポレオン最古参の将兵として生きた、軍歴初期の記憶はジュノーの狂気を和らげず、むしろ加速させる。
 精神干渉系の抵抗判定にプラス補正がかかり、素手攻撃時の筋力パラメーターが一時的に上昇するが、
 この効果を使用するたびにジュノーは自身にダメージを負う。暴走する狂気が霊核を軋ませるのである。
 
【宝具】
『脳裏の刺痛(ラ・ドゥルール)』
ランク:C 種別:対人(自身)宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 頭部に被弾した銃弾を意図的に脳内に顕現させ、
 激痛の記憶の鮮明化と狂化暴走の加速を行う宝具。
 筋力のパラメーターをランクアップさせると同時に、高ランク狂化に匹敵する暴走状態に強制移行する。
 暴走時のジュノーは、最初の数ターンのみ一流のサーヴァントにさえ肉薄する攻撃力・凶暴性を有するが、
 同時に痛みから逃れたいという思考に取りつかれるため、令呪を除くマスターの命令さえ受け付けなくなる。
 ――仮に、「自殺衝動」、「在りし日の栄光」の両スキルを、宝具開帳時に使用すれば、
 ジュノーの消滅は確定するが、彼の攻撃能力は一流のサーヴァントを一方的に屠れるほど高くなる。
【解説】
 フランス革命期から帝政期にかけての軍人。
 ナポレオンの母、マリア・レティツィアからは(リュシアン、ルイ、ジェロームより年上なのだが)六番目の息子と評された。
 東仏ビュシー=ル=グランに生まれ、パリで法律の勉強をしていたが、革命に呼応して義勇兵として参戦。
 マルモン、ヴィクトールらとともに、トゥーロン攻囲戦からナポレオンの知己を得、最古参の将兵の一人となる。
 第一次イタリア遠征のロナト会戦で頭部被弾という重傷を負い、判断力低下、人格変化などの影響を受ける。
 その後もエジプト遠征に参加するが負傷、ブリュメールのクーデターにも遅れて参加し、
 アウステルリッツ三帝会戦にも師団長として軍を率いた。
 三帝会戦後は、彼の武功の大部分にあたる半島戦争に参戦し、リスボン占領などの功績を挙げ、ポルトガル総督となるが、
 同時に道中のスペインなどではゲリラ戦に苦しみ、イギリスが参戦すると敗戦し捕虜となる。
 帰国後、マッセナ麾下の将校として再度半島に派遣されるが、そこでも負傷。
 1812年のロシア遠征ではジェロームの後任として一個軍団を率いるが、スモレンスク会戦では
 敵を包囲殲滅できる位置にありながら、不可解にも軍を動かさず、ロシア軍を逃がしてしまう。
 ナポレオンから当然痛罵を受けたがなぜか更迭されず、その後も軍を率いてボロジノ会戦では活躍するが、
 翌年とうとう精神狂乱に陥り、任地のイリュリアから召還された末に、その年のうちに自殺した。
 1800年に13歳年下のロール・マルタン・ド・ペルモンと結婚し、息子と娘を二人ずつもうけた。
 また、パリ知事を務めていた時代、当時ベルク大公であったミュラの妻で、ナポレオンの末妹のカロリーナと不倫していた。
 ――これは飽く迄主観に過ぎないが、帝政存続、および世襲が成功した場合、
 ナポレオンは彼に名誉元帥の席を用意していたのではないだろうか。飽く迄、主観に過ぎないが。
最終更新:2017年11月05日 17:48