無弋爰剣

【元ネタ】史実、後漢書
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】無弋爰剣
【性別】男性
【身長・体重】154cm・kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷A 魔力A+ 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:A
 サーヴァントとしての気配を絶つ。
 完全に気配を絶てば、探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。
 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。

【固有スキル】
血脈励起:A
 生前の無弋爰剣が無意識に行っていた自己暗示の一種。
 サーヴァントとして現界するにあたって、自身に搭載された魔力炉心の力を、
 一時的に増幅させるスキルとして定義されている。
 ただし、この魔力炉心が秦国製の中華ガジェット由来のものであるか、祖先の血統によるものかは不明。

悪神の加護:C
 四罪と見なされる悪神・三苗からの加護“と思われる”一時的な魔力ブースト。
 加護の内容が単なる魔力ブーストのみな理由は、加護を与える神が正確には出自不明なことに起因する。
 また、加護を発動している間のみ、無弋爰剣の属性は【混沌・悪】に変貌する。

【宝具】
『影虎・防焔殻(かげのとら、あくいよりまもれ)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:100人
 アサシンが放出する魔力の“影”であり、秦国の非人道的中華ガジェット開発によって組み込まれた、影の魔力炉心。
 固形状に放出することが出来、武器の形状を成して行使したり、影を鎧として纏うことなどができる。
 また、これらの影は“炎”や“熱”などの攻撃に対して、特に高い防御性能を発揮する。
 また、高密度の魔力として放出することで、この宝具を得るきっかけになった“影の虎”を形成し、行使することもできる。
 “影の虎”は、Bランク英霊のシャドウサーヴァントと同等程度の戦闘能力を有する。

【解説】
 春秋時代後半に存在したとされる羌族の伝説的首長。
 無弋とは羌族の言葉で奴隷という意味を持ち、秦の厲共公時代に秦軍によって虜とされ、奴隷に身を落とした。
 彼は秦から逃げ出し、最終的に羌族の集落に流れ着いたが、彼の出身部族自体は今以って解明されてはいない。
 秦軍に追われる過程で、彼は洞窟に身を隠し、秦軍は彼を燻り殺そうと洞窟に火を放ったが、彼は焼死しなかった。
 それから彼は、偶然出逢った劓刑を受けた女性と結ばれ、秦軍から逃れた奇特な経歴から羌族の首長となった。
 彼は羌族に農耕・牧畜を教え、さらに羌族の勢力を大きく拡大した。
 だが、次に中華の文献に登場する羌族の首長・忍(じん)は、彼の曾孫であり、その間の出来事は未だ謎に包まれている。
最終更新:2017年11月05日 18:00