マウリッツ・ファン・ナッサウ

【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】ギルガメッシュ王(第七特異点)
【真名】マウリッツ・ファン・ナッサウ
【性別】男性
【身長・体重】175cm・80kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力E 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:E
 魔術に対する守り。
 無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。

単独行動:A
 マスター不在でも行動できる。
 ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合は、
 マスターのバックアップが必要。

【固有スキル】
軍略:B
 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
 自らの対軍宝具の行使や、
 逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。

鬼の練兵:A
 大隊を用いた戦法を成立させるためのスキルを習得させる訓練を行う。
 各国に波及したオランダ式教練の具現たるスキル。
 練兵によって習得させられるスキルは、射撃、カウンター、連携攻撃、背面行進、など。
 “指南の心得”などと帰結する地点を同じくするスキルだが、
 それらと違い、習得には命の危険や悪属性の矯正などの副次効果が伴うことがある。

マニュアライズ:B
 あらゆる手順を体系化し、多くの者に伝播させやすいようにする技術。
 マウリッツの場合は、教官や士官の育成手順を作ることに長ける。

【宝具】
『阿蘭陀式縦陣大隊(ダッチマンズ・バタリオン)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:7~30 最大捕捉:不明
 スペイン軍の陣形テルシオを小型、発展させた大隊陣形。オランダ式大隊の展開。
 宝具で召喚される大隊は士官を除き合計550名。
 中央のパイク兵が槍衾の形成、歩兵の蹂躙などを行い、両側面のマスケット兵が、
 背面行進を用いた、“三段撃ち”を彷彿とさせる間断のない斉射を行い続ける。
 また、この宝具の真価は、“鬼の練兵”と“マニュアライズ”を用いた第二、第三の大隊を形成できることにあり、
 教官、士官の質によってランクは上下するが、それらの大隊“も”この宝具の中に組み込まれる。
 大隊が増えた場合も、マウリッツの魔力負担が増加することはないが、パイク、銃器は現地調達する必要がある。
 (逆に言えば、現地調達品にも宝具としての神秘が宿る)。

【Weapon】
『火縄銃』
 マッチロック式マスケット銃。
 マウリッツ軍の火器に関して、火打石銃(フリントロック式)であるとの説もあるが、
 今回の現界ではマッチロック式を持ってきている。

【解説】
 八十年戦争において活躍、軍事改革を成したオランダの軍事指導者および君主。
 当初はナッサウ=ディレンブルク伯のもとで育てられ、
 父ウィレム沈黙公の暗殺後、そして、非戦派の異母兄が謎の死を遂げたのちにオラニエ公となった。
 ウィレムの死後間もないころはナッサウ伯として各地の総督を兼ねる。
 総督として、各地で勝利をおさめ、スペインによって奪われた領土を奪還して国力を拡大し、
 最終的に八十年戦争における十二年間の休戦期間、さらにオランダの黄金期を築いた。
 マウリッツ軍の強さは、将兵の教練の賜物の一言に尽き、スペインの常勝軍団「テルシオ」に対抗するために彼が考案した陣形、
 オランダ式大隊は、彼が育成した一部の士官を経てスウェーデンにわたり、スウェーデン式旅団および三兵戦術へと発展していった。
 内政面ではブレーンとでもいうべき法律顧問オルデンバルネフェルトを、宗教対立からオラニエ公就任すぐに粛清して自身の権威を維持。
 休戦終了後はスペインの名将スピノラとの再選に臨み、1624年のブレダ攻囲戦の決着がつく前、1625年に病死した。
 生涯独身で嫡子はおらず、オラニエ公の座は異母弟のフレデリック・ヘンドリックが継いだ。
 日本ではあまりマウリッツ・ファン・オラニエとは呼んでもらえない人。余談だがモーリシャス島は彼の名に因んでいる。
最終更新:2017年11月29日 12:09