【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ヨハンネス・リヒテナウアー
【性別】男性
【身長・体重】171cm・68kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力E 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
心眼(真):A
修行・鍛錬によって培った洞察力。
窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。
高速詠唱:B
魔術詠唱を早める技術。
リヒテナウアーの場合、宝具の発動――韻文対句の詠唱――を早める効果がある。
暗号術:B
暗号を作成・解読する技術。
リヒテナウアーは自らの剣の教えを詩に見立てた暗号で記した。
【宝具】
『詩想剣躁(ゼッテル)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
自らの武術の教えを韻文対句の形で残し、熟練した剣士以外には分からない暗号とした逸話が昇華された宝具。
攻撃の前に、その手法を暗号化した韻文対句の形で言っておく事で効果が発動する。
相手は韻文対句の真意を看破しない限り、リヒテナウアーの攻撃が見えていても理解できず、回避判定も防御判定も行えなくなる。
韻文対句の真意を見抜くには、
暗号を解読できる何らかのスキル(詩に関する芸術スキル、
芸術審美スキル、暗号術スキルなど)による判定に成功しなければならない。
ある意味では韻文対句それ自体が宝具の真名発動に等しい。
【Weapon】
『ツヴァイハンダー(両手剣)』
『短剣』
【解説】
14世紀ないし15世紀(おそらくは15世紀)のドイツの剣術家。
その人物像について知られることは僅かながら「ドイツ流剣術」の流祖として名高い。
中部フランケン地方リヒテナウで出生したという説が有力。
ある弟子の手稿によれば「偉大な師」であるリヒテナウアーは剣術を究めんが為に多くの土地を旅したという。
その後「リヒテナウアーの友」と呼ばれるリヒテナウアーの剣の教えを受け継ぐ剣術家集団が登場し、
「ドイツ流剣術」と呼ばれる剣術流派が一世を風靡することとなる。
リヒテナウアーの教えは韻文対句の形で暗号化されており、容易に解読できるものではなかった。
しかしながら、その剣名は先に述べた「リヒテナウアーの友」と呼ばれる集団によって高められ、
結果、リヒテナウアーの伝統を受け継いでいると主張する剣術家が多数輩出される。
その中にはリヒテナウアーの伝統を受け継いでいない、あるいはそれに反する剣術を用いる者もいたが、
それでもリヒテナウアーの教えを引き継いでいると自称する事は剣術家にとっては必須条件となっていたのである。
かくも西洋剣術へ影響を及ぼした人物であるにも関わらず、その来歴や人物像は未だに謎が多い。
史料も少なく、研究が進む可能性は低いと思われる。
最終更新:2017年11月30日 22:14