ルイ十四世

【元ネタ】史実 フランス史
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ルイ十四世
【性別】男性
【身長・体重】160cm・56kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷C 魔力B 幸運A 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
カリスマ:B
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。

太陽の加護:C
 突然変異により体内に低級の太陽炉を有している。
 時間経過で魔力が溜まり、能力値やスキルの瞬間的なブーストに使用できるようになる。
『私の中には太陽が宿っている。他に類を見ない眩い光が触れるもの全てに善を齎す。
 太陽は偉大な君主だけが描きうる最上の美と力を与えてくれるのである』との発言が残る。

鉄の予定表:A
 運命を変える程に強力な自己の行動予定を策定する。
 スケジュールに沿って行動している間、あらゆる判定に有利な補正がかかる。
 このスキルによる補正値は、事細かに計画が決められているほどに上昇する。
 ただし、事前に予定していない行動を取った瞬間、このスキルは消失する。

【宝具】
『万華開花す喜悦の剣(ジョワユーズ)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:0~0 最大捕捉:1人
 平行世界から魔力を徴収し刀身に蓄える聖剣。限定的な『第二魔法』
 刀身の色彩が日に三十度も変わるのは、この効力の影響による。
 真名を開放することで、柄に埋め込まれた聖槍に魔力が注ぎ込まれ、癒しの奇跡が発現する。

『竜騎兵の迫害(ドラゴナード)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:15~50 最大捕捉:400人
 騎馬鉄砲で武装した竜騎兵の軍勢を召喚・使役する。
 軍勢の現界に必要な魔力は周囲の異端者や異教徒から徴収されるため、
 召喚自体に必要な分を除けば魔力消費は皆無、かつ相手の魔力を枯渇させられるお手頃宝具。
 ただし“普遍的な一神教”の信徒からは魔力を徴収できない。

 竜騎兵達は“ルイ十四世の望みによって”異端者を強制的に改宗させた。
 その手段は示威行為から略奪、強姦、殺人まで様々であった。

『朕は国家なり(グラン・シエクル)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:0~90 最大捕捉:900人
 ルイ十四世が築いたベルサイユ宮殿と、その統治、ブルボン王朝の最盛期を魔力によって再現する宝具。
 固有結界とは似て非なる大魔術。統制と歓楽という相いれぬ2つを融合させた魔法の島。
 他者の知名度補正や地形効果を引き剥がし、令呪に匹敵する絶対命令権を発動することができる。

 ルイ十四世は貴族たちを宮殿やその周辺に住まわせることで地方の領地から引き離した。
 また序列や礼儀作法の厳格化、栄誉と年金取得における競争主義の導入、
 贅沢な宴会や遊興によるもてなしなどによって、貴族たちは常駐を余儀なくされた。

【解説】
 フランスの絶頂期と滅亡の原因を生み出したブルボン朝の倨傲の王。
 その象徴として「朕は国家なり」との言葉(実際は創作とされる)が引かれることが多い。

 父ルイ十三世の死後、僅か四歳でフランス王に即位。
 実際の政務は母后アンヌと宰相マザランの手に委ねられていたが、
 マザランが死去すると自ら親政を開始し王権の確立に尽力する。

 ルイ14世はフランス王権を中心としたヨーロッパ体制という夢を叶えるため
 数多くの戦争を行いフランスの威勢を広げるも、
 フランスを警戒したヨーロッパ諸国が対フランス同盟を結ぶ事で窮地に立たされる。
 この同盟との戦いでは優勢を維持して講和することに成功したが、その勢いは衰えた。

 スペインの王位継承を巡る「スペイン継承戦争」では、
 孫をスペイン王位に就けた事でヨーロッパ諸国と再び敵対。
 厳しい条件ながらも孫のスペイン王位を維持したまま和睦させることに成功したが、
 代償に国家財政は破綻しかけ、重税に喘ぐ国民は国王を憎悪していたという。

 官僚王、偉大王など、この王の異称には事欠かないが、やはり太陽王の異名こそが相応しかろう。
 自らの起床さえも太陽に準えた儀式化するほどなのだから……
最終更新:2017年12月06日 22:45