相応

【元ネタ】日本・史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】相応
【性別】男
【身長・体重】cm・kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷C 魔力B 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:A+
 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。
 不動明王に抱えられ、兜卒天ないしは須弥山の頂上まで運んでもらった逸話がある。
 また転生先とされる兜卒天に居る黄金の獅子にも騎乗する。

【保有スキル】
信仰の加護:B
 一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。
 加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。
 あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。

法術:B
 仏教系の魔術体系。大師号の持ち主や浄蔵、良源らと並んで平安時代を代表する密教僧。

怨霊調伏:B
 「三世の諸仏」でもなければ退けられないと豪語していた、真済の後身である天狗を鎮めた。
 『源平盛衰記』などでは、これが日本一の大天狗である愛宕山太郎坊とされている。

神々の加護:B
 不動明王・薬師如来・普賢菩薩の加護。
 インド発祥中国経由の仏教の霊格が強過ぎて、日本土着の神ではセイバーを加護出来ない。
 生前から格は晩年のセイバー>不動明王に従う童子>中年のセイバー>松尾明神であった。

【宝具】
『掌中浄土(しょうちゅうじょうど)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 晩年、不動明王に来世の行き先を知りたいと祈念したところ、十方に様々な浄土が見え、
 好きな所を選ぶように言われたという。
 全世界の様子が一瞬にして脳裏をよぎり、任意の人や物を飛ばすことが可能。
 敵を飛ばす、自分が移動する、巻き込まれそうになった人々を避難させるなどに使用出来る。

【Weapon】
『剣・宝貨』
 金字で「不動明王呪仏慈護明」と刻まれた、ペルシャ製とされる剣。
 セイバーが信仰していた不動明王の加護と浄化の炎をもたらす。
 空海の弟子で渡唐した高岳親王に唐の朝廷から贈られ、後に左大臣藤原基経からセイバーに贈られた。
 宝貨というのは単に宝という意味で固有名詞ではない。便宜上史料から抜き出した。

【解説】
 平安前期の天台僧。最澄の弟子の円仁に師事し、潔癖な生活と慈悲ある対応で知られた。
 当時認可制であった出家の機会も他人に譲ってしまう程の善人であったが、藤原良相が自分の師とする
 僧侶が欲しいので誰か出家させてもらいたいと要望したことで、結局すぐに出家が適う。
 奇縁相応ということと良相の一字をとり、相応の名を授けられた。
 その後は皇族相手の加持祈祷で名を挙げ、比叡山や金峰山での修行で霊験を積み、
 松尾明神の様な神も悪魔も降伏し、鳥が落ちれば大樹は向きを変え、川は逆流し大雨は止んだという。
 最後は八十八歳で無事浄土への往生を遂げているが、人気ゆえにその転生先についても後世の人間で意見が分かれた。
 兜卒天往生、あるいは極楽往生とされる。
最終更新:2018年09月01日 10:35