【元ネタ】史実・日露戦争(露軍総司令官クロパトキンの手記)および四国民間伝承
【CLASS】アーチャー
【マスター】遠坂凛
【真名】屋島の禿狸
【性別】オス
【身長・体重】187cm・78kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷B 魔力A 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
ただし、犬を媒介とした魔術は程度に関係なく有効。
単独行動:C
Cマスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。マスターを失ってから一日間現界可能。
しかし、常に腹ペコであると訴えている。
【固有スキル】
神性:E
四国では白禿大明神として親しまれているが、浄願寺の一角で祀られている程度であり、大した権威はない。
…のであるが、禿狸は日露戦争に出兵していることから、靖国神社に祀られる英霊としての条件も満たしており、
信仰のバックアップを二重に受けている。これがサーヴァントとして霊基が登録された理由でもある。
変化:A
「狐七化け、狸八化け」と云い、他者や器物に化ける術は化け狐を上回る。
禿狸は四国狸の総大将である太三郎狸と同一視される程の変化の名人である。
幻術:A
変幻能力。魔術系統の一種であるが、狸狐の類は妖となると自然に習得する。
森羅万象のほとんど全てに影響を与えるほどのレベルで行使できるが、
禿狸は基本的に相手をおちょくることにしか使わない。
憑依/憑き物落とし:C+
自身の魂魄を対象に憑依させたり、逆に、憑き物を人間から退去させたりも可能。
禿狸は人間に憑依して吉凶を予言したり、他の狸憑きから人間を助けたりもしたと云う。
憑き物落としの対象が狸なら、退去の判定にボーナスが付く。
【宝具】
『無限の狸群(アンリミテッド・ポンポコワークス)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
禿狸が率いた精鋭狸を独立サーヴァントとして連続召喚し、全員で大規模な幻術結界を展開する。
全員で術を維持するため、固有結界レベルとなっており、世界のテクスチャそのものを騙すことも可能。
化け狸は全員が英霊であり、ランクE-の「単独行動」スキルを持つが、直接戦闘は嫌がる。
小豆を無数の兵に変え、丘を瞬時に消し、吹雪や濃霧といった自然現象を自在に操れる。
あまりに高度な幻術であるため、直観・心眼・
千里眼の持ち主も幻覚からの影響を免れることは出来ず、
地形や気象による行動制限を受ける。幻影兵からの攻撃や高地からの落下は通常の肉体にダメージを与えないが、
精神的なショックは与える。これはサーヴァントなどの霊体に対しては直接ダメージとなる。
なお、本来の宝具名は『四国八百八狸大変化(しこくはっぴゃくやたぬきたいへんげ)』なのだが、
霊基やステータス欄が化かされているので、この名前で発動させられる。
【Weapon】
『三十年式歩兵銃』
大日本帝国陸軍のボルトアクション式小銃。小口径だが高初速で優れた命中率を誇る。
ただし、装弾数は五発な上、ボルトアクション式のため連射は不可能。銃剣突撃に頼ることもしばしば。
『三十年式銃剣』
三十年式歩兵銃専用に採用された銃剣。歩兵銃に着剣することで槍様の使い方が可能。
【解説】
四国で『白禿大明神』として祀られている高名な化け狸。
大陸に出兵した若者の身を案じる地元の人間達を憐れみ、四国中の化け狸に呼びかけ、精鋭を率いて援軍に向かった。
小豆に化けて戦場に潜り込んだ禿狸達は、空から降るとロシア軍のただ中で大混乱を巻き起こした。
ロシア兵曰く、「赤い軍服の日本兵は撃っても倒れずに向かってくる。撃つと目が眩む」「兵を登りきったかと思うと、足元が消え、真っ逆さまに落ちた」
化け狸達の活躍により、過酷な戦地で多くの若い日本兵が生き残った。故郷に帰った若者達は戦場で起こった不思議な出来事を
「あれは狸達が助けてくれたのだ」と語り継いだと云う。
人間に化けた姿は浅黒い肌に赤い外套を纏った白髪の男。軍帽と髪型で隠しているが後頭部が禿げており、
これはどんな人間に化けても隠すことができない呪いのようなものであるらしい。
遠坂の先祖が犬から禿狸を助けており、その際の「困った時には必ず助けに馳せ参じる」という誓いが縁となった。
なお、小豆を飛ばすのでアーチャー。もちろん戦闘力自体は低い。
「別に、アレは倒さなくても構わんのだろう?」(膝を震わせながら)
最終更新:2020年03月22日 20:21