【元ネタ】古代エジプト史
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ジェセル
【性別】男性
【身長・体重】162cm・55kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷A 魔力A 幸運A 宝具EX
【クラス別スキル】
対魔力:A
対魔力は当然のAランク。事実上、現代の魔術師では彼に傷をつけられない。
かの大賢者の加護も合わされば、神代の大魔術師でも傷つけ難い防御となる。
騎乗:C
正しい調教、調整が施されたものであれば万全に乗りこなせる。
ファラオの技として乗り物を操ることはできるが、時代の古さ的に騎獣を駆った経験があるのかは疑わしい。
【固有スキル】
カリスマ:B+
軍団を指揮する天性の才能。
あまりの古さに権威を求められすぎてプラスが生えた。
自分より新しい(ジェセル以後に生まれた)古代エジプト文明ゆかりの人物に対して追加で補正が働く。
神性:A+
黄金のホルスの真正の化身とされる。
支援呪術:EX
セイバーの生前の宰相
イムホテプによる強力無比なバックアップ。医神の寵愛、とも。
敵対者のステータスのランクダウン、味方のHPの回復、自身の魔力の自動回復などの効果を含むスキル。
【宝具】
『象牙島は神のために(ネチェリケト)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:一人
クヌム
神の加護が宝具になったもの。
土(粘土)をもって霊体を補填し、自身の傷を癒やすことができる。
また、川の水から魔力を徴収することができる。
プトレマイオス朝時代の碑文から生じた宝具であり、自分にしか使えないが、継戦能力を飛躍的に(特に水辺で)向上させる。
『空神金鷹(ネブウ・ホル)』
ランク:EX 種別:対国宝具 レンジ:1~200 最大捕捉:900人
黄金のホルスとしての神性を開帳し、羽ばたく小型の太陽そのものとなって世界を焼き尽くす。
総エネルギー量で言えば疑う余地なく対界カテゴリーに匹敵し、影響規模も同様。
墓であり、神殿であり、昇神装置である階段ピラミッド『王の段階(ケベフ・ネチェルー)』においてのみ発動可能な奥の手。
神霊レベルの霊基への一時的な再臨である。
【Weapon】
『鷲の爪』
セイバーの持つ黄金の鎌剣。
ジェセルもまた他の多くのファラオと同じく夷狄を棍棒で打ち据えるレリーフを残しており、
その棍棒とホルスの神性が合体した武器がこれと思われる。
宝具を開帳せずとも太陽の神気を帯びており、その刃は金属を掻き溶かすほどのとてつもない高温であるらしい。
『王の段階(ケベフ・ネチェルー)』
イムホテップがヘリオポリスのベンベン丘から写したという最初のピラミッド、サッカラの階段ピラミッドの『相』の一つ。
宝具としてはピラミッド複合体を魔力で再現する、いわゆる“固有結界とは似て非なる大魔術”となる。
王権の象徴、故人の神格化の促進機構としては最古級かつ最高レベルで、その機能を最大限に発揮した結果が
最終宝具『空神金鷹(ネブウ・ホル)』である。
【解説】
エジプト最初のピラミッドであるサッカラの階段ピラミッド、そしてピラミッドを築いた宰相イムホテプによって
第3王朝の中で最も名高いとされるファラオ。ジョセル。
その事跡は今やほとんど窺い知ることは出来ないが、その名はイムホテプとともに不朽であり、
古王国時代からグレコローマン時代に至るまで偉大な王として記憶され続けた。
ホルス名かつ二女神名であるネチェル・イリケトは「神の肉体」を意味する。
ジェセルは新王国時代以降の記述にしか見られない謎の名前だが、幾つかの碑文(代表的なのがプトレマイオス五世時代に
刻まれた、セヘル島のいわゆる『飢饉石碑』)によってネチェリケトとジェセルが同一人物だと確証されている。
もしかしたらジェセルは彼の(太古は重要視されなかった?)本名、生まれの名(誕生名)なのかもしれない。
トリノ王名表やマネトーの記録によれば第三王朝の二代目の王だが、
第二王朝最期の王カセケムイを埋葬したのは(先王とされるサナクトないしネブカではなく)このジェセルとされ、
またウェストカーパピルスにおいて彼の名がネブカより先に言及されているために
本当は初代の王だったかもしれないとされる。
情報不足から第三王朝初期のファラオの正確な系図が描けないこともあって彼等の即位順や在位年代は不確定であり、
サナクトをジェセルの兄ではなく息子と考える説もある。
詳細は諸説ありすぎてよくわからないが、紀元前27世紀の人物であることは確実である。
ピラミッドを在位中に築いたと考えて30年ほどの在位期間を想定される。
その治世の間の出来事はほとんど知られていないが、鉱物目的のシナイ半島への遠征を行っていたようである。
また、最初に「黄金のホルス」を称し、ファラオの名に「黄金のホルス名」を加えたのは彼であったようだ。
「黄金のホルス」の名は意図不詳な王号だがおそらくは太陽神としてのホルスとしての名を意味した。
これをジェセルが名乗ったのは初期王朝時代を通して確立された「王=ホルス」の図に加えて
太陽崇拝の勢力増強により「太陽=ホルス」の図が生じていった時代の信仰を反映していると思われる。
(第四王朝に入ると、ファラオはさらに直接的に「太陽(ラー)の息子」を自称し始める)
ウェストカーパピルスに(書かれていたであろうイムホテプの物語は失伝しているが)言及され、
トリノ王名表に(おそらく敬意を表して)名を赤字で(!)記され、『飢饉碑文』においてはクヌム神殿の起源に結び付けられた。
幾つもの時代をまたいで葬祭と崇拝の対象となった不朽の王。ローマ時代の小説じゃアッシリアと戦ってるってマジ?
支援呪術と泥パックによる回復能力でゴリ押ししてくるタイプ。
イムホテップが美少年化したせいで生前と身長の高低が入れ替わってるという(自分的)萌え設定。
オジマンディアスを孫扱いしてギルガメッシュに張り合ってくるとかなんかそういう感じのあれ。
黄金の隼な人なので金ピカ。
最終更新:2020年03月22日 20:36