【元ネタ】史実、カバラ論など
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】アキバ・ベン・ヨセフ
【性別】男性
【身長・体重】165cm・53kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力B 幸運B 宝具EX
【クラス別スキル】
対魔力:B
並大抵の魔術は弾くが、大魔術・儀礼呪法を防ぐことは出来ない。
騎乗:EX
メルカバーを召喚し、乗りこなす(ように見える)。実態を言えば、高次存在である玉座に振り回されてもいる。
騎乗の才能としては評価し難い。宝具を除けば調教されていない獣を駆ることも難しいからだ。
【固有スキル】
殉教者の魂:A+++
精神面への干渉を無効化する精神防御。
高すぎるためか、人の話を聞かない。
一意専心:D
ひとつの物事に没頭し超人的な集中力を見せる。
遅咲きの学者にも関わらず、その学習意欲と天才は瞬く間に師を凌駕させたという。
天界の智慧:A
あの『果樹園』より持ち帰られたと思しき神智。
英雄が独自に所有するものを除いた多くのスキルを、B~Aランクの習熟度で発揮可能。
彼が言うところの「救世主」にスキルを授けることも可能らしい。
自己保存:A
どういうわけか自分一人だけ生き残ってしまうことが多い。
神の加護、とも。
呪いじみたもので、本人の意志を無視して機能している。
【宝具】
『灯れ救世の星、至らしめよダビデの玉座(マアセー・メルカバー)』
ランク:EX 種別:
対英雄宝具 レンジ:- 最大捕捉:一人
神秘主義文献の多くにほのめかされる“天上の玉座”と彼の“メシア認定”の逸話が合体したもの。
光で構成された巨大なチャリオットを召喚する。
これはそれ自体が明確に(少なくともサーヴァントとしての)アキバを越えた上位存在として振る舞い、
内蔵する神秘、破壊力を行使するが、その本質は譲渡可能性と王器への適合性にあるとされる。
つまり生きている人間に対して使用することでその存在を一時的にしろ書き換え、
"人の形をした神の戦車"に変えるのである。
継続時間、宿主への反動などは当人のポテンシャルに左右されるが、場合によれば、地上に新たな救世主を生むことも
ありうる――とライダーは主張する。
【Weapon】
『王冠』
【解説】
史上最高のラビの一人とされ、
全賢人の頭(ロシュ・ラ=ハハミーム)とも呼ばれるタンナーイーム第三世代の代表的ラビ。
正典(タナハ)の確立と啓示法(ハラハー)の発展に絶大な影響を与え、ラビ・ユダヤ教の父とまで呼ばれる。
つまり雅歌を擁護し、混乱した法体系を整備し、いわゆるユダヤ教というものの正統(カノン)を形作ったラビである。
伝承では明らかにモーセのリフレインとして扱われ、それによれば例によって40歳まで無学な羊飼いだった。
その史的人物像はおびただしい数の伝説に埋もれあやふやである。
シメオン・バル・コシェバの
カリスマに打たれ、
バル・コクバ(星の子)の名とメシアの地位を認めたまでは確かなようだが、
第二次ユダヤ戦争の敗戦に際し、本当にローマ軍に処刑されて死んだのかについても疑う余地がある。
野宿中に驢馬や雄鶏や蝋燭の火を失いながらも、信仰を貫き、一人生き延びた話が教訓譚として特に知られる。
エリヤに祝福された話ばかりか、なんとアキバがモーセより優れていることを示唆する伝説すら存在する。
タルムーディズムの疑う余地無き立役者でありながら、
一万二千人(説によってはその4倍にもなる)の弟子が五人を残して全員疫病で死んだとか、
ギャグみたいな逸話もある。
また、メルカバー主義の伝統、いわゆる七つの宮殿(ヘカロート)の上昇の伝説(楽園(パルデース)入りの伝説)など、
神秘主義にも奥義を知る当代一の達人として言及されている。
アダム・カドモンの概念を認めた一方、
同様の思想を唱えた(キリスト教徒)殉教者ユスティノスをユダヤ教の異端と告発するなど、
彼の時代(サドカイ派が消滅し、ファリサイ派とユダヤ教が同義語になったあとの時代)はユダヤ神学が
キリスト教とヘレニズム思想への対抗に動き出した時期だった。
彼もまた時には異端的な、当時も現代も一般的とはいえない見解を主張したとされる。
"異端者"アキバは、あるいは護教的教説の揺籃期の“挑戦的な試み”の結果なのかもしれない……
などと考えたりググってみたりしたのだが、
いまいちよくわからない。
まあ、それはさておきラビ・アキバはこの度、ダビデの玉座(戦車)ライダー、救世主認定マンとして現界した。
キリスト教徒には偽預言者呼ばわりされること必至である。
最終更新:2020年03月22日 20:46