【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】遠坂凛
【真名】山本唯三郎
【性別】男性
【身長・体重】165cm・72kg
【属性】中立・狂
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷D 魔力E 幸運A 宝具C
【クラス別スキル】
狂化:C
筋力と耐久と敏捷のパラメーターを1ランクアップさせるが、金銭感覚が麻痺する。
意思疎通は可能だが、金に飽かせた奇行に走りやすい。
【固有スキル】
黄金律:B-
身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
大富豪でもやっていける金ピカぶりだが、散財のし過ぎと景気の変動には注意が必要。
フレーバーにとどまっていることが多いスキルだが、バーサーカーにとっては生命線である。
魔力放出(炎):E~A
武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。
バーサーカーの場合、蓄えた財産を札束に変換して燃やすことで炎を生み出す。
つぎ込む財産次第で炎はいくらでも大きくできるが、財産が尽きれば当然使用不能。
虎殺し:C
虎を仕留めたものに備わる特殊スキル。
虎や近似の生物、虎の異名を持つものに対する攻撃力、防御力を向上させる。
バーサーカーは朝鮮半島で「山本征虎軍」なる大規模な虎狩りを行い、「虎大尽」と呼ばれた。
虎狩りの理由について本人は「自分が勤勉力行の人物たることを証明するため」としているが
世間では前年の衆議院補欠選挙で山谷虎三に敗れた腹いせだと噂された。
もちろん藤村大河にも効果あり。
【宝具】
『どうだ明るくなったろう(ナリキン・バーニング)』
ランク:C 種別:対人宝具~対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1人~1000人
暗所で靴を探すために札束に火をつけた逸話の具現。バーサーカーの持つ巨万の富の象徴。
財産を札束に変換して燃やすことで火炎を発生させる。
つぎ込む財産次第で、ロウソク程度の火から城一つを焼き尽くす業火まで自由に調整可能。
魔力は札束を取り出すためにしか使用しないので、魔力消費は極めて少ない。
一方、火力を上げれば財産は凄まじい勢いで減っていき、破産すれば使用不能になる。
『山本征虎軍(タイガー・ハンターズ)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:100人
朝鮮半島で行った大規模な虎狩りの再現。
サーヴァントとして実体化した虎狩り軍団による一斉攻撃。
その性質上、獣に属する存在には追加ダメージを与える。
虎狩りの期間は約1ヶ月間、参加者はマスコミ関係者も含めて150名と尋常ではない規模で
虎2頭をはじめ豹、猪、鹿など貨車1両分もの野獣を仕留めた。
【Weapon】
『百円札』
靴を探す際に火をつけた紙幣。
当時の最高額紙幣であり、現在の価値に換算すると25万円程度になる。
風刺画だと1枚しか燃やしていないように見えるが、実際は束で燃やしていた。
もちろん普通にお金として使用することも可能で、必要に応じた貨幣に変化する。
バーサーカーは何かにつけてこれを燃やそうとするので、マスターは目を光らせないといけない。
『無銘・猟銃』
虎狩りに使用した猟銃。その他、山刀など狩猟向きの道具は一通り所持している。
【解説】
日本の実業家、成金。1873年(明治6年)生~1927年(昭和2年)没。
教科書にも載っている「どうだ明るくなったろう」の風刺画のモデルとして有名。
新渡戸稲造の指導を受け、北海道の開拓事業を手がけて成功。
さらに石炭や材木の貿易に従事し、第一次世界大戦の開戦後は船舶輸送業を強化、巨万の富を築いた。
最盛期の資産は約4千万円(現在の価値に換算して約1千億円)にも上る。
並外れた金の使い方で知られ、靴を探すために札束を燃やしたエピソードはその最もたるもの。
他にも在外邦人に越中ふんどしを配って回ったとか、
座敷一面に豆腐を敷き詰めて苗に見立てた箸を植えさせたとかいった奇行が目立った。
政界進出も目論み、衆院選に二度出馬しているが、いずれも落選。
本業も第一次大戦終了後の不況の煽りを受けて失速、莫大な財産を使い果たし、胃痙攣で急死した。
まさに成金の典型例といえよう。
バーサーカーでありながら魔力をほとんど消費しない代わりに、財産を燃やして戦う特殊サーヴァント。
召喚した時点で全盛期の財産を持っており、それを消費しながら聖杯戦争を進めることになる。
財産は「黄金率」スキルの効果で毎ターン補充されていくため、節約しながら戦えば簡単に破産はしない。
ただし収支計算のできるマスターが必須。貯金に苦労している遠坂なら適任だろう。
全財産を燃やし尽くせば、騎士王や英雄王にも有効打を与えられそうである。
その後どうするんだって話だが。
最終更新:2020年03月22日 21:41