【元ネタ】イタリア伝承
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】ドラシッラ
【性別】女性
【身長・体重】158cm・55kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷C 魔力A 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
単独行動:C
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクCならば、マスターを失っても一日間現界可能。
【保有スキル】
覇者の王冠:A
至宝ライエッタを戴く銀のティアラ。
ライエッタの光を視界に入れる味方の士気を、男性であれば加えて能力を向上させ、
光を目にした上でアーチャー以外へ攻撃を行う敵にペナルティを課す。
死告の鎧:C++
戦場に出たならば戦死する運命の日、それを知らせる鎧の変色。
転じて“変色しなかった日”の死亡を打ち消す可能性を有する。
致命傷を受ける際に幸運判定を行い、成功したならば辛うじて生存する。
千里眼:E
視力の良さ。遠方の標的の捕捉距離の向上。
魔矢の力が強調されたため、
名射手である彼女自身の能力は軽視されてランクが低下している。
【宝具】
『武勲輝く冠が原(プラン・デ・コローネス)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0, 1~40 最大捕捉:1人
小人に贈られた、マルモッタの白革と魔法の銀で作られた白銀の武具。
白銀の鎧は宝具でない武器からの攻撃を無効化し、
必中の力と弓勢以上の威力を持つ銀の魔矢は
ダメージ判定時には魔力(MGI)を、
命中判定時には魔力を倍加した数値を判定基準値に加算する事ができる。
【Weapon】
『銀の弓』
小人の銀箱を融かして造られた王女専用の弓。
白銀の鎧と、「偉大な時」を告げる銀のトランペットにも同じ銀が用いられている。
【解説】
ドロミーティ・アルプスの伝承、ファネス王国の物語の中核となる人物。
白銀の鎧と魔矢により無敵を誇り、
ファネス王国の最盛期を、反動としての滅亡をもたらした王女。
ファネス王国に双子の王女ドラシッラとルヤンタが生まれた。
王と王妃は、互いに報せぬままそれぞれ大鷲とマルモッタ相手に同盟を結んでおり、
「双子が生まれたなら一方を相手に差し出す」双子交換の風習にも同意していた。
結果、ルヤンタはマルモッタと交換され、大鷲はその子マルモッタを連れて行き、
ドラシッラのみが王家に残される。そして大鷲との交換現場から使者が戻る途中、
魔物スピーナ・デ・ムルの騒動があり、姫は若者から宝石ライエッタを贈られた。
小人の恩返しで得た無敵の鎧と必中の魔矢を持ち、ライエッタを額冠に飾る王女は
常勝の戦姫としてファネスを栄光に導く。鎧は魔力持つ武器までは防ぎ得なかったが、
それを防ぐ楯を持つ従者エイ・デ・ネートが現れてからは真に無敵の存在となった。
ドラシッラはこの従者と恋に落ち結婚を願うが、結婚したら力を失う運命であったため
欲深い父王はこれを許さず、ついにはエイ・デ・ネートを追放してしまう。
恋人と共にでなくば二度と戦場に出ない、と誓い合っていたドラシッラであったが
これまで彼女に苦渋を舐めさせられていた諸国連合がファネス王国に押し寄せると
国民や母に懇願を受け、恋人への裏切りを幾度も詫びながらも出陣を決める。
「もし白銀の鎧が色を変えたなら、その日は決して戦場に出てはなりません」と
かつて小人はドラシッラに語ったが、正しくその日、鎧はどす黒く変わっていた。
魔力ある武器から彼女を守ってくれるエイ・デ・ネートは既に傍におらず、
スピーナ・デ・ムルとその妹ツィクータは策略により魔矢を十三本手に入れていた。
そしてドラシッラは、魔矢持つ刺客を六人まで仕留めるも、七本を受け戦死する。
ファネス軍は潰走し、王女の遺体さえ最早守り得ず、近衛は火を放って姫を焼いた。
最終更新:2020年03月23日 21:49