人面犬

【元ネタ】都市伝説
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】人面犬
【性別】雄
【身長・体重】cm・kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷EX 魔力D 幸運D 宝具D
【クラス別スキル】
対魔力:E
 魔術に対する守り。
 無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。

騎乗:EX
 ライダーではあるが、乗り物を駆る事は出来ない。
 この場合の騎乗とは、「人々の口の端に上り、瞬く間に伝播する」といった意味。
 すなわち巷間を巡る「風聞」こそが彼の乗騎である。

【固有スキル】
異形:D-
 紛う事なき犬の姿でありながら、その顔貌はヒトのそれに他ならない。
 1ターン目に限り相手が精神ST判定に失敗した場合、相手の敏捷ランクを1下げる。

自己改造:E+
 自身の肉体に、まったく別の肉体を付属・融合させる適性。
 エピソードの一つにはライダーは生体実験の結果誕生したものであるとも。
 彼について語られる内容のバリエーション化を経ることで、更なる性質が後付けされていく。

【宝具】
『現代怪異・伝染奇談(エクスパンド・モダンロア)』
ランク:D 種別:対衆宝具 レンジ:10~99 最大補足:999人
 "ソレ"について語られる所に曰く「人面犬とは噂が拡散する速度を調査するために人為的に創作された存在である」という言説により、自身という存在を人々の意識を介して拡散する。
 ライダーに関する逸話を認知する者は「人面犬」という幻想の担い手の一部とされ、彼の存在に僅かでも信憑性を抱く者が彼に対して「あるかもしれない」と認識することで、
ライダーは彼らの元へと自在に姿を現わす事が可能となる。
 条件は、対象がライダーの存在に対して僅かでも信憑性を持っている事。
 語り手という媒介を増やしていくことで、ライダーは「人面犬」という制約の中で無際限にそのカタチを増やしていく。

『凶兆の魔犬、これより逃れること能わず(ブラックドッグ・オン・ザ・ハイウェイ)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:1~30 最大補足:1人
 「高速走行する車両に併走し、追い越された者は事故に見舞われる」というパターンの逸話より、対峙した相手に対して敏捷値を参照した判定を行い、成功した場合相手のLuck値に干渉する。
 対象の移動速度がより大きいほど、判定に成功した際の能力値の補正率は上昇する。

【解説】
 およそ1989年から90年を境に発生したとされる、日本で最も有名な都市伝説(アーバンロア)のひとつ。
 この怪生物に関する噂は、主に子供達を中心として瞬く間に列島中を席巻した。
 イヌという慣れ親しまれた動物に人間の顔が張り付いたという異様な造形は、要素だけを抜き出せばどちらも日常的に目にするものであるだけに、容易に子供達の想像を掻き立て浸透していったのだろう。
 語られる内容は「道端でゴミを漁り、通りがかった通行人に『ほっといてくれ』と口にする」などといったパターンが主だが、他にも様々なエピソードが追加、脚色されている場合が多い。
最終更新:2020年03月23日 22:01