【元ネタ】イソップ寓話「嘘を吐く少年」
【CLASS】フェイカー
【マスター】
【真名】無銘・狼少年
【性別】男性
【身長・体重】151cm・42kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷D 魔力E 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
【固有スキル】
無力の殻:B-
フェイカーが宝具を使用していない場合は扇動スキルが発動せず、サーヴァントとして感知されなくなる。
ただし自身の宝具への耐性を得た相手に対しては、徐々に隠蔽効果が低下していく。
扇動:A~E-
多数の群衆を欺く言葉と身振りを習得できるスキル。
個人に対して使用した場合はある種の精神攻撃として働く。
宝具の性質により、このスキルのランクは徐々に低下していく。
虚言(偽):E~A+
自らの言葉を誰にも信用されなくなってしまう呪い......のようなもの。
スキルランクにもよるが、聞いた者の精神深くに作用し、彼の口にする内容が嘘であるかのように錯覚させてしまう。
スキル扇動のランクが低下している場合、反比例するようにこちらのランクが上昇していってしまう。
扇動と違い、このスキルは無力の殻の下であっても発動し続け、外すことはできない。
【宝具】
『軟木栓の弾丸は撃ち抜けない(アジテイター・ウルフズタン)』
ランク:B- 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大補足:100人
問答無用で対象の認識に刻みつけられる、フェイカーの虚言。言霊による認識改変。
フェイカー本人の自覚の有無に関わらず、発せられた内容が客観的事実と相反するものであれる場合、その言葉の意味を認識した者に対してそれが真実であると信じ込ませる。
嘘であるかどうかの判定は使用者の認識によらず、半ば超然的な第三者的な視点によってなされるため、これを利用してある事象に対する真偽の判定を行うことも可能。
嘘の文言は「警告」の形を取らせることで、より拘束力がブーストされる。
精神干渉系の宝具であるが、使用を重ねるごとに対象には耐性が付与されていき、徐々に彼の嘘は嘘であると見破られやすくなっていく。
それと同時にスキル「虚言(偽)」のランクが上昇し、たとえ真実であっても彼の言葉からは信憑性を失われていく。
ーーーそして少年は、遂には誰からも信じて貰えず、狼に食べられてしまったのでした。
【解説】
イソップ寓話のひとつである「嘘をつく少年」、......俗に「狼少年」との表題で知られるエピソードの登場人物。
誰にでも知られているその粗筋を、ここで敢えては語るまい。
ただ、この寓話の教訓は今日では「嘘を吐き続けていると信用を無くす」と大方受け止められているが、原典ではむしろ「警告を受けたにも関わらず相手の普段の行いから切り捨てた結果、村人達は羊を失った」と、教訓の論点が少年から村人へとシフトしている点には留意すべきかもしれない。
段々とコミュニケーションの成立が阻害されていく中で、いかに堅固な信頼関係を築けるのかが、彼らの主従の帰結を左右するのであろうから。
性質上、
千里眼などの読心系のスキルや魔術とはシナジーを形成する。
最終更新:2020年03月23日 22:03