ウジェーヌ・ド・ボーアルネ

【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】獅子劫界離
【真名】ウジェーヌ・ド・ボーアルネ
【性別】男性
【身長・体重】169cm・61kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷C 魔力E 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:C
 正しい調教、調整が施されたものであれば万全に乗りこなせる。

【固有スキル】
不屈の意思:B
 あらゆる苦痛、絶望、状況にも絶対に屈しないという極めて強固な意志。
 肉体的、精神的なダメージに耐性を持つ。ただし、幻影のように他者を誘導させるような攻撃には耐性を保たない。

カリスマ:E
 軍団を指揮する天性の才能。統率力こそ上がるものの、兵の士気は極度に減少する。

ロンバルディアの鉄王冠:D
 ナポレオンのイタリア王戴冠と、自身のイタリア副王・ヴェネツィア公叙爵に伴って後継者に指名された聖遺物。
 聖釘の魔力を宿した破格の魔力炉心として機能するが、史実に於いて獲得は実現しなかったため、
 鉄王冠を安定的に現界させることはできず、炉心魔力を転用可能なターンも短い。

覇王の兆し(偽):B
 彼はナポレオンの血を引いているわけではなく、飽く迄義理の息子に過ぎない。
 史実での帰結点も含めて、覇王の素質自体が彼には備わっていない。
 だが、それを断固として認めず、足掻く不屈の意志が、霊基の損傷を代償とする能力の一時的な増強を可能としている。

【宝具】
『地獄から孵るひな鳥(ラ・アンフェール・ディ・ヴィチュレー)』
ランク:B 種別:対人宝具(自身) レンジ:1 最大捕捉:1人
 苦難と栄光に満ち、己の実力以上を、常に発揮せざるを得なかった生涯を具現とした宝具。
 鉄王冠現界状態のみ真名解放可能な宝具で、狂化同様のステータスアップとカリスマ強化、Bランクの戦略を付与する。
 宝具の効果が切れると、肉体の老化と、軽度の鬱状態が付与され、それにより霊基が衰弱する。
 この宝具使用後デメリットは、真名解放ごとに打ち消されるが、回数を重ねるごとに重篤なものとなってその都度降りかかる。

【Weapon】
『無銘・サーベル』
 葡萄月13日クーデター後に剥奪された物を取り返した、実父アレクサンドル・ボーアルネの剣。
 これ自体は本当に普通の剣に過ぎず、宝具使用時に振るうと折れることさえある。
 だがウジェーヌは、折れれば自身の魔力でその都度修復するほど、この剣に強い思い入れを抱いている。

【解説】
 ナポレオン戦争期に活躍した軍人にして、ナポレオン一世の養子。フランス帝室の一員。
 マルティニークの貴族、アレクサンドル・ド・ボーアルネ子爵と、クレオールのマリー・ジョゼフ・ローズ(後のジョゼフィーヌ)の間に長男として生まれる。
 父は第二次マインツ攻囲での敵前逃亡がきっかけで逮捕、すでに離婚していたものの、数週間後に投獄された。
 父はその後処刑。母は熱月の反動が起きたことですんでのところで助かった。
 総統政府時代に母がナポレオンと再婚すると、彼のイタリア遠征に補佐官として同行。
 イタリア遠征後のエジプト遠征にも参加し、統領政府時代から帝政初期時代にはすでに将校になっていた。
 1805年にナポレオンがイタリア王となると、養子であることを公とし、フランス皇子、イタリア副王などの複数の称号を得、
 そこからすぐに、バイエルン王女オーギュスタ・アメリと政略結婚もしている。
 1809年オーストリア戦役では、不屈の戦いぶりを見せ、そしてナポレオンの予想を超えるほどの戦果を挙げたが、
 そこから半年もしないうちにナポレオンはジョゼフィーヌと離婚し、このころから彼の性格は年不相応な老成ぶりを帯びてゆき、
 ロシア遠征の地獄が、その暗い性格をより重篤なものとした。
 第六次対仏大同盟との戦いでも、確実に自分の実力以上の働きをしたが、帝国の崩壊と同時にイタリアにおける立場も危うくなり、
 ナポレオンの制止も振り切ってイタリアへ赴き、反仏ムードを吹き飛ばすべく動くも、失敗してミュンヘンに逃れる。
 その直後に、実母ジョゼフィーヌの死去により復古王政が成ったパリへと帰還し、そのままウィーン会議にも参加。
 百日天下にはそもそも関与せず、バイエルンにいながら普通の貴族然とした生活の中で腐って行き、1824年に病死。
 政略結婚ながら妻、および舅であるバイエルン王との関係は良好であり、その誠実な性格を愛されていた。
最終更新:2020年03月23日 22:07