【元ネタ】グルジア叙事詩
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】タリエール
【性別】男性
【身長・体重】188cm・90kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B+ 耐久B 敏捷B 魔力E 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師ではライダーに傷をつけられない。
デウの武具により大幅に向上している。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除くすべての獣、乗り物を自在に操れる。
【保有スキル】
豹皮の勇士:A
彼の代名詞となった皮服とターバンにより高められる獣性。
恐怖心と痛みを大幅に軽減する。勇猛スキル、直感スキルの効果を含む複合スキル。
ジャガーの神霊もうっかり加護を与えているかもしれない。
黄金律:B
人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
富裕なインドの主権とデウの財宝を手にした彼には、
金銭に困らぬ人生が約束されている。
ストーキング:E-
愛した標的を追い求め続けるためのスキル。
彼の情念は正気が危うい域にあるが、追跡能力はロクなものではない。
むしろ空回りして明後日の方向へ向かう危険性がある。
【宝具】
『苛烈なる決戦の具(サミ・ミジヌール)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0~3 最大捕捉:1人
鉄を木綿糸のように切り裂き金剛石をも切断する剣、
頑健極まりない兜、鎖帷子、鎧のセット三揃い。
二つをプリドン、アフタンジルの名を持つ“生ける鎧”として共に戦う事ができる。
巨人族デウが、肉持たぬ魔法使いカジとの決戦に備えて用意した魔の武具である。
【Weapon】
『黒馬』
メラニ(グルジア神話の翼馬)の如し、と謳われた目にも止まらぬ駿馬。
旋風のように走り、逃れるべきものからはたちまちに逃れる。
元々はヌラジン=プリドンからの贈り物で、カッジェチー城塞攻略で一番乗りを競う時
「一番速いのはお前のじゃないか、こんな事なら贈らなきゃよかった」と場を和ませた。
【解説】
中世グルジア叙事詩『豹皮の勇士』の主人公。
見境無い愛に燃え狂う、アラブ人の言う《ミジヌール》である。
インドの七地方の一つを治めるサリダン王は戦いに引けを取った事が無い英傑だったが、
寂しくなったので、残り六つの地方を治める偉大なパルサダン王に臣従する事を決めた。
喜んだパルサダンは彼の領地をそのままに保ち、同列に起き、陸海軍長官の職をも任せた。
やがてサリダンに息子タリエールが生まれると、パルサダンは彼を我が子のように育てた。
パルサダン自身の子、タリエールと五歳差の王女ネスタン=ダレジャンも美しく賢く育つ。
父の死後軍長官の職を継いだタリエールは王女に激しく恋し、王女もまた同様であった。
軍長官として幾度も多大な功績を挙げ、王女とも好意を確かめ合っていた彼であったが
王は娘の花婿を誰にしようかと家臣に諮り、しかし実の所、会議の前に王の心は決まっていた。
意見を挟んでも受け入れられぬと悟った彼は会議の間中沈黙し、婿はホレズムの王子と決まる。
他の男に渡す気かと怒る姫に内心を明かすと、彼はホレズム王子の天幕に突入し、惨殺した。
パルサダンは嘆き、かつ怒り、宮廷の混乱の中でネスタン姫はかどわかされ行方不明となる。
探求の末、魔法使いカジどものカッジェチー城塞に姫がいる事が(友人のお蔭で)判明した。
ムリガザンザル王ヌラジン=プリドン、アラビア王女に恋する勇士アフタンジル協力のもと
彼はデウから奪ったカジ殺しの武具を振るって城塞を攻め落とし、救い出した姫と結婚する。
タリエール婚礼の祝宴がプリドンのもとで、アフタンジル婚礼の祝宴がアラビア王のもとで
それぞれ盛大に行われた。この頃インドは敵の手に落ちており、タリエールはこれを救うべく
アラビア王に暇乞いをするのだが、王はアフタンジルに精兵八万騎を与えて彼に同行させた。
三人の勇士とこの軍団に抗し得る敵は無く、彼らは全インドの救い主として絶大な名声を得た。
三人は別れ、以後はそれぞれの国で暮らしたが、各々に相応しい栄光の中に過ごしたという。
最終更新:2020年03月23日 22:15