鄭成功

【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】鄭成功
【性別】男性
【身長・体重】165cm・48kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷B 魔力D 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
嵐の航海者:B-
 船と認識されるものを駆る才能。
 集団のリーダーとしての能力も必要となるため、軍略、カリスマの効果も兼ね備えた特殊スキル。

忠士の相:B
 マスターに忠誠を誓い、同時にマスターからも信頼を寄せられる。
 隆武帝より国姓の『朱』を賜り、帝の没後も反清復明を果たすべく戦い続けた。

不屈の意志:B
 あらゆる苦痛、絶望、状況にも絶対に屈しないという極めて強固な意志。

【宝具】
『鉄人神兵 (こくせんやかっせん)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:200人
 五色に塗られた鉄の甲冑と太刀で武装し、神兵と恐れられた軍勢を召喚する。
 軍勢は、矢があたっても通らなかったという逸話から、召喚された軍勢はBランク以下の投射攻撃を無効化する。
 また、清の騎馬部隊を苦戦させた逸話から、騎乗スキルの所有者や騎兵に類する存在に対して与えるダメージが倍増する。
 なお、この宝具は別クラスで召喚した場合、武装が火縄銃や大斧に変化する。

『開台聖王 (われあるかぎり、みんはほろびず)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:0~50 最大捕捉:500人
 台湾を開拓した聖王として祀られた事が宝具に昇華されたもの。
 中華文明に属する者の力を上昇させ、中華文明に属さない者の力を減少させる結界を張る。
 この効果は敵味方を区別しない。
 その性質上、もう一つの宝具『鉄人神兵』と併用が主な用途となるが、必要とされる魔力は膨大なものとなる。

【Weapon】
『軍船』

【解説】
 中国明代の軍人、政治家。元の名は鄭森。字は明儼。
 貿易商・海賊であった鄭芝龍と、日本人である母の田川マツの子で、日本名として福松の名も持つ。

 幼年期を日本で過ごすが、7歳のときに父に父の故郷福建に移り、明の士大夫としての道を歩みだす。
 明は滅んで順が立った後、旧明の皇族たちは各地で亡命政権を作ったが、
 父・鄭芝龍は隆武帝を立て、息子である鄭成功もこれに従う。

 隆武帝は鄭成功を気に入り、国姓である『朱』を賜わした。
 さすがにそれは恐れ多いと、鄭成功は朱姓を名乗ることはしなかったが、以後、人々から『国姓翁(こくせいや)』と呼ばれるようになる。

 隆武帝が北伐に失敗して敗死すると、明の命脈は尽きたと判断した父・鄭芝龍は清に降伏。
 一方で鄭成功はなおも諦めず、永暦帝を奉じ、日本との海上交易で得た利益を元手に軍備を整え、清と戦い続けた。
 だが、鄭成功は北伐に失敗。
 さらに清の発した遷界令によって沿岸部が無人化された事で、その勢力は海中に孤立することとなる。

 劣勢を悟った鄭成功は勢力を立て直すために、オランダ東インド会社が統治する台湾へと侵攻。
 これを陥落させてオランダ人を一掃すると、鄭氏政権を樹立して力を蓄え、来る清との戦いに備えんとした。
 しかし、志半ばにして鄭成功は熱病により死去。
 その勢力の後継を巡って、息子の鄭経と叔父の鄭襲が争うこととなる。
最終更新:2020年03月23日 22:43