馬英図

【元ネタ】中国
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】馬英図
【性別】男性
【身長・体重】184cm・80kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力E 幸運C 宝具D++
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:C
 正しい調教、調整が施されたものであれば万全に乗りこなせる。

【固有スキル】
中国武術:A+++
 中華の合理。宇宙と一体になる事を目的とした武術をどれほど極めたかの値。
 修得の難易度は最高レベルで、他のスキルと違い、Aでようやく“修得した”と言えるレベル。
  A+++ともなれば達人の中の達人。

圏境:B
 気を使い、周囲の状況を感知し、また、自らの存在を消失させる技法。
 極めたものは天地と合一し、その姿を自然に透けこませる事すら可能となる。

軍略:D
 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
 自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。

【宝具】
『大刀隊(しをけっして、きりこまん)』
ランク:D++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:100人
 自身と同じ武装をした敢死隊(決死隊)を召喚し、敵勢へと切り込む。
 通常時はDランク相当の軍勢宝具であり、真っ向からの衝突ではさほど強力ではないが、
 陣地や拠点を攻略する場合のみ、大幅に能力が増強され、陣地・拠点に由来する効果も無効化することができる。

『迎風朝陽手(げいふうちょうようしゅ)』
ランク:- 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 馬英図が実戦で多用したという絶招。
 馬英図の恵まれた体格を生かせる技であり、
 自身より身長の低い(183cm以下の)相手に対して使用する場合、与えるダメージが激増する。

【Weapon】
『苗刀』
『モーゼルC96(中国製コピー)』

【解説】
 中華民国の武術家。劈掛拳・開門八極拳の使い手であり、李書文らと共に羅瞳四傑の1人に数えられる。
 李書文の弟弟子であるが、実力・武名共に彼に比肩するとも超えているとも言われる。
 兄の馬鳳図(通称:千里追風侠)も優れた武術家として名高い。

 当時、回族の八極拳と漢族の八極拳はルーツを同じくするも独自の発展を遂げていたが、
 馬英図は一族伝来の回族の八極拳を身につけた後、祖父と兄の命を受けて、張景星より漢族の八極拳を学んだ。
 張景星は羅瞳八極の宗家であり、その期待を受けて修行に励んだ馬英図は、やがて八極拳と六合大槍の全伝を伝授されたという。

 その後、兄の馬鳳図が副会長を務める中華武士会に参加。
 最年少の身でありながら卓越した功夫を見せ、兄弟子の李書文に激賞されたという。
 また、馬狠子とあだ名され、兄弟子の李書文同様、試合で多くの相手を傷つけて恐れられたとも言われる。

 武術家としてだけでなく軍人としても有能であり、馮玉祥率いる西北軍に属して天津攻略に参与。
 天津に駐屯する李景林は十数万の大軍を率い、自身も優れた武術家として名高かったが、
 馬英図は大刀隊と称した決死隊を率いて、同地の占領に大きな功績を挙げたという。

 南京中央国術館の設立に先んじて行われた「第一次全国国術考試」では
 散打、撃剣、長兵器(槍)の三部門で優勝し、南京中央国術館が設立されると、その教師に任命された。
 南京中央国術館は多くの武術家が出入りしたが、功夫に関しては馬英図の右に出る者はいないと言われ、多くの武勇伝を残している。
 また、同じく南京中央国術館で苗刀を教授した郭長生と共に、劈掛拳、瘋魔棍などに改良を加え、より高度なものへと発展させたという。
最終更新:2020年03月23日 22:45