【元ネタ】ニャールのサガ
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】グンナル・ハームンダルソン
【性別】男性
【身長・体重】195cm・98kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久D 敏捷A 魔力E 幸運E 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
単独行動:B
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。
【固有スキル】
無窮の武練:A+
ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。
心技体の完全な合一により、いかなる精神的制約の影響下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。
サガ序盤で屈指の戦闘能力を見せつける
フルートをして、戦闘を拒むほどの武芸者。
友誼の証明:C
敵対サーヴァントが
精神汚染スキルを保有していない場合、相手の戦意をある程度抑制し、話し合いに持ち込むことが出来る。
聖杯戦争においては、一時的な同盟を組む際に有利な判定を得る。
同族殺しの呪い:A
同じ一族の者を二人殺してはならない――この予言に
グンナルは、死後も縛られている。
その禁を破ってしまったとき、このサーヴァントの惨死は確定する。
【宝具】
『勇者の強弓(セム・ボーガ)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:10 最大捕捉:20人
グンナルが最も得意とする弓矢による射撃と、それを用いた
一騎当千の戦いぶりが宝具の域にまで達したもの。
弓を持って戦闘に臨む際、A+ランクの“乱戦の心得”を獲得し、“
無窮の武練”との兼ね合いで、多対一の戦闘でも何時間も戦い抜く。
弓が破壊された際に、“愛する女性”の髪を二房編み込めば弓を修復できるという隠された能力も有する。
【Weapon】
『無銘・剣』
武骨な北欧の剣、弓兵のクラスにありながら近接戦闘も得意とし、これだけでなく槍も使える。
振り回せば剣が三本に見えるほど、恐るべき斬撃速度を誇る。
ファルファルファル……
【解説】
アイスランド人のサガの一つ「ニャールのサガ」の登場人物。
サガの表題にもあるタイトルロール、ニャールの親友であり、武器の扱いに秀でた偉丈夫。
親戚の女性であるウンが、離婚相手である
フルートから結婚の際の持参金を取り返す依頼を受ける場面で登場し、
ほぼ同じタイミングで登場する法律家・賢人ニャールの智慧を受けて、
フルートを法廷に引きずり出して持参金を取り戻す。
白髪のハルヴァルズらとのヴァイキング航、他のヴァイキングとの会戦を経て、ノルウェー君主ホーコン侯からの歓迎を受け、
侯の身内の女性との縁談話も持ちかけられるが拒否し、故国アイスランドに凱旋。
帰国後に民会の場で出逢ったハルゲルズという女性と結婚する。
彼女はかつて争った
フルートの姪で、気性が非常に荒く、彼女が引き金となった諍いがもとで、夫を二人も殺されている。
ハルゲルズはすぐにニャール家との険悪な空気を作り出すが、
グンナル、ニャールら個人同士の友情は揺るがなかった。
アイスランドが飢饉に見舞われた際には、ハルゲルズが人を雇って盗みを働かせたことに気づいたために、
グンナルは人前で彼女の頬を打ち、彼女から逆恨みを受ける。
その後も
グンナルの前では諍いが絶えず、多くの死体が積み重なる。
ある日とうとう
グンナルを謀殺する計画が成され(発案者はウンの息子のモルズ)、
グンナルは戦いの末に法の外に置かれる。
モルズはそれを狙って再度彼を襲撃し、
グンナルにとっては多勢に無勢となる激戦の末に死亡する。
最も得意な武器である弓を使用し、弦が切れた際に彼はハルゲルズに彼女の髪の毛を使わせてもらうよう頼みこむが、夫を逆恨みする彼女はそれを突っ撥ねた。
最期の戦いに際し、
グンナルはニャールから「同じ一族の者を二人殺せば死ぬ」という予言を受けており、
妻が引き起こした窃盗騒ぎがもとでオトケルを殺し、モルズらによる襲撃の際にオトケルの息子ソルゲイルを殺したために、その禁を破ったこととなったのだ。
最終更新:2020年03月23日 22:47