ヤコブ・ヨハン・アンカーストレム

【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】ヤコブ・ヨハン・アンカーストレム
【性別】男性
【身長・体重】180cm・68kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷C 魔力E+ 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:B
 サーヴァントとしての気配を絶つ。
 完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。

【固有スキル】
反骨の相:C
 王制と王そのものへの反感を示すスキル。

その身に背負うは汚名のみ:B
 デン・スティグマ。
 本来は宝具とさえなり得る、国民全体の憎悪を一身に受けた男の汚名。
 魔力のパラメータを狂化に匹敵するほど上昇させる他、精神干渉系魔術耐性も強化するが、
 スキル使用時、グスタフ三世暗殺を怨みに思う民衆の声が、脳髄に貼り付いて剥がれることはない。
 声に呑まれると、低確率で即死判定が発生する。

運命の奴隷:EX
 予言された暗殺を予言通りに遂行した暗殺者。
 このサーヴァントの“敗死”は召喚時点で確定しているが、
 他サーヴァント一騎の“暗殺成功”もまた、確定している。
 それがいつ、誰に対してかは、本人にも分からない。

【宝具】
『素顔の見えぬ王殺舞踏(マスキアラード)』
ランク:B 種別:対王、対陣宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:10人
 グスタフ三世暗殺の場となったオペラ座の仮面舞踏会を再現する対陣宝具。
 会場に跋扈する仮面を被った亡霊のエキストラを用いて、相手を包囲し、影から狙撃する。
 また、アンカーストレムが放つ弾丸には、王属性を持つ者への特攻機能が宿る。
 ただし、近代の反英霊ゆえに、魔力量の問題から再現できる景色と王殺機能がどうしても不安定化しやすい。
 エキストラの動員と王殺機能を安定させるためには、どうしても『その身に背負うは汚名のみ』の使用が必要となる。

【解説】
 スウェーデンの軍人・貴族で、啓蒙専制君主として知られる、グスタフ三世暗殺事件の主犯。
 下級貴族の出身で、もともとは国王の近衛士官であったのだが、国王を中傷したために逮捕され、
 そのことから、彼も他の貴族同様に絶対王政を敷く国王を怨むこととなる。
 革命の嵐が欧州全土に吹き荒れる、来たる1792年、アンカーストレムら過激派貴族はオペラ座の仮面舞踏会で暗殺を決行。
 グスタフ三世は暗殺計画があるという警告を再三にわたって受け、自身でもその予感を察知していながら舞踏会に出席。
 (国内の有名な占い師からも、暗殺を予言されていた)。
 国王とすぐに分かる衣装での出席であったため、過激派貴族にあっという間に囲まれ、アンカーストレム自身が放った銃弾に倒れた。
 グスタフは即死こそしなかったが重傷を負い、数日後に死去。過激派貴族の一団はこれにより一気に逮捕された。
 主犯格とされたアンカーストレムは拷問を受けた末にすべての貴族称号をはく奪されて斬首刑となった。
 なお、この暗殺計画の黒幕はフレデリック・フォン・フェルセン(「ベルサイユのばら」などで有名なハンス・フォン・フェルセンの父親)とする説もある。
最終更新:2020年03月23日 22:47