【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ステファン・ウロシュ四世ドゥシャン
【性別】男性
【身長・体重】189cm・97kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷B 魔力B 幸運E 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:A-
聖サヴァの加護により、炎熱魔術を除くAランク以下の魔術を完全に無効化する。
炎熱魔術に関しては、B相当にまでダウン。
騎乗:C
騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
野獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
信仰の加護:A+
一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。
加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。
あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。
天賦の叡智:B
並ぶ者なき天性の叡智を示すスキル。
肉体面での負荷(神性など)や、英雄が独自に所有するものを除く多くのスキルを、B~Cランクの習熟度で発揮可能。
彼の場合、マスターの才と自身の才とを天秤に掛け、つり合うかどうかで使用頻度を決める。
マスターが不才であれば、このスキルをあまり使用されないだろう。
乙女の若枝:C
希望に満ちた未来を意味するとも言われる、木の若い枝。
木から折り、マスターに携えさせることで幸運を上昇させるが、自身では所持できない。
木の種類についてはなんでもよく、神秘が宿っている必要さえない。
また、マスターとの信頼関係が険悪になった場合は、このスキルは発動できない。
【宝具】
『双頭鷲の盾(コカルダ・エスカッシャン)』
ランク:B 種別:対異教宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
赤地に銀の双頭鷲が刻まれた盾。
紋章に由来する防具のため明確な逸話自体はないが、
異教由来の神秘に対する頑強さと、異教徒に対する威圧効果を宿す。
条件さえ整えば宝具級の一撃さえも無傷で防ぎきるが、
それ以外の攻撃に対しては精々高い防御力を発揮する程度の性能に留まる。
『幻想十字軍:是なるは我が祖国の最盛(ネマニッチ・クルセイダー)』
ランク:A- 種別:対軍宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:100人
主君たるセイバーの「突撃(ナパード)」の号令と共に突撃を開始する影の軍勢。
遂に実現することのなかった東ローマ帝国に対する征服遠征を描いた夢想の宝具。
影の軍勢はDランクのシャドウサーヴァントに匹敵する戦闘能力を有する強力な軍勢であるが、
夢想の影を創り出す材料となるのは、セイバーを蝕む“毒”である。
軍勢を創れば創るほど、生前彼を死に至らしめた毒によって肉体を蝕まれ、
軍勢と呼べる規模まで膨れ上がらせた場合、戦闘終了後にセイバーは消滅する。
夢から醒めることで死(ねむり)に至る(つく)、セイバーにとっては残酷な宝具とさえ言える軍勢。
【Weapon】
『無銘・剣』
史実に於いて用いたかどうかは定かではない剣。
鍔にはセルビア十字が刻まれており、聖サヴァの加護を宿す。
【解説】
ネマニッチ朝セルビア王国の国王にして、皇帝を名乗った同王国最盛期の王。
幼少期は父と祖父の抗争を裂けて東ローマ帝国に亡命し、父が王として即位すると若年ながら副王に据えられ、
長じて軍人としての能力を開花させ、ヴェルブジュドの戦いでは、ブルガリア皇帝ミハイル三世シシュマンを騎兵隊を率いて自ら討ち取っている。
直接討ったかどうかに関しては諸説あるものの、それから間もなく軍事的成功を背景に、不満因子を抱き込んで父王を廃して自ら王位に就く。
王となったドゥシャンは、パレオロゴス朝東ローマ帝国が内紛によって疲弊していることにつけ込み、
アルバニア、およびマケドニアの領土を奪取して最大版図を形成し、「セルビア人とローマ人の皇帝」を称し、皇帝として即位。
セルビアの慣習法と東ローマ帝国のローマ法を融合させたドゥシャン法典を発布し、名実ともに帝国の最盛期を築いた。
その後ドゥシャンは東ローマ帝国自体を滅ぼすべく進軍するも、征路の途上にあたるテッサロニキにて志半ばで何者かに毒殺された。
彼の跡を継いだのは、ドゥシャンに比べて政戦両略いずれの能力も大きく劣る、されども唯一の子女であるステファン・ウロシュ五世。
諸侯はウロシュ五世を無視、或いは軽視し、内紛の末にウロシュの代でネマニッチ朝は断絶、あっと言う間に帝国は瓦解した。
バルカン半島諸国、および人理に関わる案件等における召喚では、ルーラーとして召喚されることもある。
最終更新:2020年03月23日 22:50