夏侯淵 妙才

【元ネタ】三国志 三国志演義
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】夏侯淵 妙才
【性別】男性
【身長・体重】171cm・66kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷A+ 魔力D 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
狂化:D
 筋力と耐久のパラメータをアップさせるが、
 言語機能が単純になり、複雑な思考を長時間続けることが困難になる。

【固有スキル】
仕切り直し:C
 戦闘から離脱する能力。
 また、不利になった戦闘を戦闘開始ターン(1ターン目)に戻し、技の条件を初期値に戻す。

虎視:A
 虎が獲物を狙うが如く、絶好機を逃さない眼力。
 判定のクリティカル域が増加する。
 ただし、通常成功の条件を満たしていない場合、クリティカルが発生してもその判定は失敗となる。

戦場移動:B
 行軍に関するスキル。
 戦闘ではない移動において敏捷のランクを1上げる補正が付く。
 この効果は指揮下の味方にも与えられる。

【宝具】
『風神虎嘯(スピードスター・ハウリング)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
 翼持つ虎と伝わる四凶の風神『窮奇』を模倣して作られたパワードスーツ。
 人工筋肉によって驚異的な瞬発力を発揮し、四足での高速運動形態ではジェット戦闘機さえも凌駕する最高速を叩き出す。
 また、スーツ全体を彩る虎柄の切れ込みは、高速運動形態で風を受けることで
 気圧差による真空波を形成し、周囲のものを切り刻む。
 曹操曰く、夏侯淵は「虎の如く關右(潼関の西)を駆け、向かうところ敵なし」だったとか。

【Weapon】
『斬馬剣』
 先端に両刃の刃を取り付けた長柄の武器。
 前漢時代から存在するポールウェポン。青龍偃月刀など大刀の原型になったとされる。

【解説】
 後漢末期の武将。曹操に仕えた夏侯惇の族弟。
 特に涼州で挙げた戦功で名高い。

 若いころは曹操の身代わりを務めて捕縛される、
 飢饉の中で幼い我が子を見捨て死んだ弟の娘を養育する、などといった自己犠牲的な行動が目立つ。

 曹操の挙兵後は配下として各地を転戦。
 糧食の補給に手腕を発揮する一方で、「三日で五百里、六日で千里」と謳われる迅速な行軍、敵の不意をつく奇襲戦法で軍功を挙げる。

 曹操軍の動きを涼州討伐のためのものと誤解した馬超が反乱を起こすと、夏侯淵は曹操と共にその平定に尽力。
 不安定な涼州各地の勢力を討伐して回った。
 馬超との戦いでは敗北することもあったものの、最終的にはその勢力を壊滅させ涼州を平定させるという大功を挙げている。

 以後も異民族や独立軍閥の討伐に功績を挙げ、要衝・漢中の守備を任せられるまでとなる。
 劉備が漢中に軍を進めると一進一退の攻防を数年に渡って示したが、次第に追い詰められ定軍山で相対することとなる。

 夏侯淵は苦戦する味方の張郃に兵の半分を割いた後、400の兵を率いて逆茂木を修復に向かった。
 そこで黄忠の軍勢の襲撃を受けた夏侯淵は、しかし、一度は敵の迂回に成功し背後から黄忠軍に攻撃を仕掛けることに成功する。
 しかし衆寡敵せず、黄忠の軍勢に討ち取られたという。

 曹操は「夏侯淵はもともと戦の駆け引きを得意としていなかった」とあまり高く評価されていないフシもあるが、事実かどうかはやや疑わしい。
 それまでの実績と曹操が示している信頼が、言葉と乖離しているからである。
 尤も、若年の頃の行動から言っても、命知らずという側面はあったかと思われる。

 演義では夏侯惇の弟として戦場で活躍する一方、銅雀台落成の余興では的に当たった4本の矢の真ん中を射抜く弓術の冴えを見せる。
 ……とはいえ、この余興で優勝したのは徐晃であり、ずば抜けた弓の名手という描かれ方はしていない。
(そもそも演義では弓術に優れる武将が多いともいう)
最終更新:2016年08月08日 18:31