【元ネタ】史実、『ブラック・ファラオ』
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】ピイ
【性別】男
【身長・体重】186cm・82kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷A 魔力C 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師ではライダーに傷をつけられない。
臣下共々“アメン神の聖水”を浴びている。
騎乗:A+
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。
【固有スキル】
神性:B
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
ファラオを太陽神アメンの子にして化身とする信仰を復古させ、自らそれを称した。
カリスマ:C
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、小国の王としてはCランクで十分と言える。
なお、ヌビア地方で召喚された場合はこのスキルは「凱旋のカリスマ」となる。
太陽神の加護:A
太陽神アメンの加護を得ていることの証左。
日中における能力向上、幸運値ブースト、光や炎熱への耐性を得る。
アメン信仰の復興者として、その寵愛は歴代神王の中でも上位に入る。
二重冠の恩寵:C
上下エジプト統治者としての偉業の象徴。少数の神王のみが持ち得る特殊スキル。
ウアジェト神とネクベト神の相乗寵愛と、対神・混沌・悪といった反秩序属性に対する特攻を得る。
同ランクの
皇帝特権の効果も持つ複合スキル。
【宝具】
『払暁の刻 祝福せよ旭陽の再来(セマターウィー・メリアメン)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:100人
英霊ピイが愛した馬たちが牽く戦車。
主であるライダーの威光によって、太陽の属性を持つ疑似神馬と化しており、
全身から灼熱の破壊光を放ちながら戦場を瞬く間に縦断し、圧倒する。
英霊ピイは極度の馬好きとして史実に語られており、
彼の墓に埋葬された愛馬たちもまた、ピイと同様に太陽神の祝福を受けている。
『雪ぎの刻 平服せよ肥沃の繁栄(セマターウィー・ハピアトゥル)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:10~70 最大捕捉:700人
“洪水の如き”と記されし英霊ピイの奥の手。
ライダーが保有する壷より聖河神ナイルの氾濫を呼び起こす。
この水流には豊穣の概念が宿っており、呑みこまれれば体内の魔力が
過剰に活性化してしまい、悪くすれば暴発し、肉体を爆散させる。
敵意による攻撃を無効化するといった護りに対しても有効。
“ピイがメンフィスを洪水のように攻めた”という一節の解釈は多々あるが、
クリスチャン・ジャックは『ブラック・ファラオ』作中で、
ナイル河神の加護による氾濫を利用し、敵王を屈服させたと劇的に描いている。
【解説】
エジプト25王朝を開いた初代黒王(ブラックファラオ)。復興王ピイ。ピアンキとも呼ばれた。
B.C.747年、ヌビアのクシュ国の王として即位し、治世20年目に下エジプトへ遠征した。
当時のエジプトは小国群に分裂した混乱期で、北部はリビア系の首長が支配し、
古来からのエジプト文化はおざなりになっていた。
一方でヌビアは数百年前にエジプトに侵略されて以来、アメン神信仰を綿々と繋いでいた。
ピイが遠征したのは、下エジプト世界の乱れがクシュに及ぶのを対処する為であると同時に、
エジプト文化を復古させるという父王の志を継いだからだと見られている。
麾下の将軍とピイ自身の活躍により、エジプトの数々の王と有力者は打ち破られ、
遠征開始から僅か一年後、B.C.728年にピイは上下エジプトの神王(ファラオ)となった。
しかしピイは支配や統治には興味なかったのか、下した王たちを知事に任命して故郷に帰った。
ピイはクシュ王国の都ナパタから執政しながら聖域ゲベル・バルカルで
新たな大規模な建築活動を執り行い、古代エジプトの神殿を改修・拡張してその威光を示した。
かつてエジプトに征服されたヌビア人がエジプトを征服し、エジプト文化を復古させたのである。
紀元前715年、ピイが死去し、35年に及ぶ統治に幕を閉じると、臣下の者たちは遺志に従って、
エジプト式のピラミッドに埋葬し、4頭の愛馬を遺体のそばに埋めた。
【コメント】
上下エジプト統一はしたけど、統治はしなかったし下エジプトの領土は失ってるので
「二重冠の恩寵」スキルはCどまり。
適正クラスはライダーだが、弓の国(タ・セティ)の英雄ということでアーチャーにもなれる。
最終更新:2020年03月25日 21:22