カウンディニャ

【元ネタ】カンボジア碑文、梁書
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】カウンディニャ(憍陳如)
【性別】男性
【身長・体重】178m・83kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力B 耐久D 敏捷C 魔力B 幸運B 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

【固有スキル】
神託:B
 神の託宣により、その状況での適切な判断ができるようになる。
 ランクBの場合、問いかければ大抵効果を発揮する。

【宝具】
『すべては我が槍により燃え盛る(シャイヴァ・ナタラージャ・シューラ)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~60 最大捕捉:500人
 大英雄アシュヴァッターマンから授かった槍。
 ランサーより始められたヒンドゥー文化――特に、シヴァ信仰を攻撃的に解釈し、
 シヴァの炎を鏃から噴出させ、対象を焼き尽くす。
 これは繁栄をもたらす不滅の炎でもあり、敵対者にとっては消火不能となる。
 後代のクメール帝国の繁栄の礎となるシヴァ信仰であるが、伝承上では
 シヴァ信仰を持ち込んだとされるランサーが、シヴァ神の化身たる
 アシュヴァッターマンと知己であったことは無関係ではないだろう。
 後のカンボジアの栄華はヒンドゥー文化と宗教に依るところが非常に大きく、
 この槍はその繁栄と象徴する宝具として確立されている。


【解説】
古代カンボジアの碑文に見られる扶南の王。
インドからやってきたバラモンである雄牛の如きカウンディニャは、
インド神話の英雄アシュヴァッターマンから授かった槍を投げて扶南の地に打ち立てた。
そしてカウンディニャは竜王の娘ソマーと結婚し、この王統の元にバヴァヴァルマンが生まれた。
この碑文はチャンパ王プルカーシャダルマが作らせたものと言われる。
カウンディニャは梁書扶南伝に見える憍陳如に比定されている。
陳如は天竺のバラモンであり、扶南に行って王となれという神託に従って
扶南に行き、当地の人々に歓迎された。
そして彼は天竺の法を用いて制度を改め、蛇姫(ナーギー)と結婚したという。

陳如がジャヤヴァルマンという名の王になったという説もあるが、
資料を照らし合わすと恐らくこれは間違いであるとわかる。
また、陳如ではなく、扶南の始祖・混填こそがカウンディニャと比定されていたが、
研究者による史料解釈で、現在はこれは否定されている。


【コメント】
現在も古代カンボジアマニアの人ですら大半が混填=カウンディニャと思っているっぽい。
この辺のごちゃごちゃを整理する作業は面倒だけど楽しかった。カンボジア史良い。
適正クラスはランサー。
最終更新:2020年03月25日 21:23