【元ネタ】カンボジア伝承
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】トロソック・パアエム
【性別】男性
【身長・体重】168m・62kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷B 魔力A 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
【固有スキル】
対毒:A
保有する聖槍の効果によって得たスキル。
あらゆる毒を無効化する。同時に周囲の毒も癒し、体力を回復する。
魔術:C
父である隠者から教わった魔術。
【宝具】
『王に至れり魔鐵の槍よ(プリヤ・ロンペン・チェイ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2~30 最大捕捉:1人
ランサーによって造られ、カンボジア王室に伝えられた聖槍。
対象の頑強度・耐久力をゼロ値にしてから攻撃数値を付加させる。
また、元々宿っていた「対毒」効果が信仰によって昇華され、あらゆる害悪を浄化する能力を得ている。
王家を象徴する聖宝でありながら、その由来には王殺しの逸話が含まれおり、
王位簒奪者が手に取ればランクが向上する、つまり、ランサーが持てば実質Aランク宝具となる。
【解説】
カンボジア王家の聖槍にまつわる伝承の主人公。
カンボジアの伝承及び王朝年代記にも記された甘瓜王トロソック・パアエム。
アンコール王朝時代、都の近くに住む隠者と娘の間に不思議なことが起こって子が生まれた。
成長して少年になると父を求めて旅に出て隠者に出会い、魔術を教わった。
父が旅に出る際、少年は武器と毒を効かなくする魔鉄を授かった。なお、魔鉄は甘味だった。
少年は畑を開いて暮らしたが、ある時、魔鉄に触れた種から甘い瓜が育つことを知り、
それ以来Burut Tegvan(甘い瓜の男)と呼ばれた。
この瓜は王にも気に入られ、成った実は全て王に渡すことになった。
ある時、畑に入った牛を見て、甘瓜男は魔鉄を投げたら、牛の体を貫通した。
それを知った王はこの魔鉄から槍を作らせ、畑を守るために甘瓜男に託した。
ある時、王は単独で畑に入ったら甘瓜男に泥棒だと思われて槍で殺されてしまった。
王には世継ぎがいなかったので、甘瓜男がプリヤ・チャオ・スリジョポンの称号で即位した。
これは「勝利の象」に選ばせるという方法だったのだが、新王を卑賤の者として
不遜な態度で接する貴人もおり、新王はその貴人たちを抹殺した。
王にはなったが恐らく政務などはとらず、引き続き森で暮らしたという。
この甘瓜の王は恐らく架空の存在だが、カンボジア人はこの伝承を史実と信じており、
甘瓜王は王朝の開祖で、例の槍はプノンペン王室に聖剣プリヤカーンと共に保管されているという。
【コメント】
元は民間伝承であったため物語は複数あり、強い戦士の場合もあるのでステは低くはない。
名前もまちまちでバウだったりプーだったりチェイだったりする。
適正クラスはランサーとキャスター。
最終更新:2020年03月25日 21:34