【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】ガウタミープトラ・シャータカルニ
【性別】男性
【身長・体重】174cm・68kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運A 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の
対魔力。
単独行動:B
マスターからの魔力供給を断っても自立できる能力。
ランクBならば、マスターを失っても二日間は現界可能。
【固有スキル】
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
戦士の天敵:A
クシャトリヤの自負と高慢とを粉砕せし人。
騎士・王族など戦士階級に該当する相手に対して重圧をかけ、
最大で全ステータスを1ランクダウンさせる。バラモンなど聖職としての階級を持つ者には無効。
武の祝福:A
武芸全てに秀でていることを示すスキル。
頌徳文で『ラーマに等しい武勇ある唯一のバラモン』と呼ばれるだけあり、その武勇は神代の英雄に引けを取らない。
魔力放出:A
武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。
いわば魔力によるジェット噴射。
ナーガ族の血の先祖返りであり、高い竜種特性からこのスキルを高ランクで有する。
【宝具】
『武辺、神王に互する(エカ・バムハナ)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:2~80 最大捕捉:500人
ラーマをはじめ神話の英雄の多くが使用する奥義『ブラフマーストラ』を我流で再現したもの。
魔力を込めて放たれた一矢は着弾と同時に炸裂し、周囲一帯を消し飛ばす。
炎熱を伴わず純粋な衝撃によって破壊をもたらすという点が本来のブラフマーストラとは異なる点。
とはいえ威力で劣ることはない。
【解説】
古代インド、サータヴァーハナ朝の大王。
武勇絶倫で、衰退しつつあったサータヴァーハナ朝を復興し、大幅に領土を拡大した。
カーマ、ケサヴァ、アルジュナ、ビーマセーナ(ビーマ)といった神話の猛者と同等の力の持ち主とされ、
ラーマ、ナフシャ、ジャナメージャヤ等、神話の時代の王に比肩された偉大な王。
サータヴァーハナ王家は自らの出自がバラモンであることを誇り、またナーガ族とも血縁を持っていたと伝わる。
マウリヤ朝が衰退していく中で勢力を拡大したサータヴァーハナ朝ではあったが、
ガウタミープトラが即位した頃には近隣の勢力に押され、衰微が著しかった。
ガウタミープトラは王になるやいなや、これらの勢力に反撃を開始。
西方の大国クシャハラータ朝のナハパーナ王を討ち取り、奪われていた領土を奪還。
余勢を駆ってサカ、ヨナ、プラーヴァ等の諸勢力を打ち破り、古代サーダヴァーハナ朝の栄光を取り戻した。
彼の馬はアラビア海、ベンガル湾とインド洋の三つの海の水を飲んだとも言われ、
それが事実であれば、その領土はインド南部にも勢力を大幅に広げていたことになるが、
これに関しては修辞であるとされ、事実かどうかは疑わしい。
とはいえ大王(マハーラージャ)、諸王の王(ラージャラージャ)を名乗るに相応しい功績を成し遂げていたのは確かと見られている。
サータヴァーハナ朝はバラモン教国家であり、ガウタミープトラもまたバラモン教を祭礼と統治に利用したが、
その一方で母が仏教徒であった影響からか、仏教も厚く保護され、仏教教団がバラモン教の祭礼に協力する事もあったという。
頌徳文においてガウタミープトラはこう評される。
「サータヴァーハナ家の名声を回復した人」、「クシャトリヤの自負と高慢とを粉砕せし人」、「唯一の弓手、唯一の英雄、唯一のバラモン」と。
最終更新:2020年03月26日 22:19