【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】シェール・シャー
【性別】男性
【身長・体重】174cm・68kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力C 幸運A 宝具B++
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。
主に宝具で召喚した戦象に騎乗する。
【固有スキル】
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
皇帝特権:B
本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。
該当するスキルは騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、等。
ランクA以上ならば、肉体面での負荷(神性など)すら獲得できる。
戦略:B
外交や兵站など大局的に物事をとらえ、戦う前に勝利を決する力。
自由貿易を妨げる税の撤廃、現代の大幹道の基礎ともなったサダク・エ・アザムの整備、
マールデーヴ王との戦いで見せた謀計による敵の弱体化などを示す。
虎視:A
虎が獲物を狙うが如く、絶好機を逃さない眼力。
判定のクリティカル域が増加する。
ただし、通常成功の条件を満たしていない場合、クリティカルが発生してもその判定は失敗となる。
王の見えざる手:C
スパイ網を自在に駆使した逸話に由来するスキル。
闘争の流れを読みつつ、陰ながら同胞を操り、彼らの実力を十二分に引き出そうとする様々な手練手管。
【宝具】
『命流るる大幹道(サダク・エ・アザム)』
ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:可変 最大捕捉:可変
現在のインド・パキスタンの主要道路網の敷設者であったが故に得た宝具。
古今に渡ってこの道を通ったあらゆるものを魔力によって形にする事ができる。
ただし、この宝具で形にしたものは、シェール・シャーがあらかじめ魔力によって敷設した道路内でしか存在できない。
――ラドヤード・キップリング曰く「このような命の川は世界のどこにも無い」
【解説】
北インド、スール朝の創始者。
元の名はファリード・ハーン。青年のころ虎を倒したことから、シェール(虎)・ハーンと呼ばれるようになり
スール朝を創始するとシェール・シャー(虎の王)を名乗った。
アフガン系の小領主の子だったが行政手腕に優れており
継母との折り合いの悪さから父の下を去った後、ビハールを統治するバハール・ハーンの下で栄達する。
その出世への嫉妬から父から引き継いだ領地を奪われるが、
バハールの死後、その息子ジャラールを庇護する形でビハールの統治者となる。
ムガル帝国が二代目君主フマーユーンに引き継がれると、シェールはビハールを拠点に独立を宣言。
フマーユーンは有能な君主ではあったが、シェールの才幹は彼を遥かに凌駕するものであり
一度は服属を余儀なくされたものの、ムガル帝国貴族らの分裂に乗じて勢力を広げ、強大な反ムガル帝国同盟を築き上げる。
そして、チャウサーの戦いでムガル帝国に大勝を収めると、その勢いに乗じてスール朝を創始。
シェール・シャーを名乗り、ムガル帝国を崩壊も同然の状態に追い込んで、北インドの覇権を握った。
以後は逃亡したフマーユーンの捲土重来を警戒しつつ、ラージプートら諸勢力と戦い領土を広げた。
しかし、カーリンジャル城の攻囲中、大砲の暴発により事故死。
シェール・シャーが没してから僅か10年後、スール朝は亡命先から舞い戻ったフマーユーンによって滅亡させられた。
シェール・シャーの統治期間は5年程度ながら、行政改革を次々と断行し、その多くは復権したムガル帝国にも引き継がれた。
また、シェール・シャーは精力的かつ真面目に政務を行ない
軍務においても自軍が進軍中の都市や村で何らかの損害を起こしたときには必ず弁償したという。
これらの事績から、シェール・シャーは僅か5年の統治ながらインド最高の名君とまで言われている。
最終更新:2020年03月26日 22:21