【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】袁術 公路
【性別】男性
【身長・体重】161cm・54kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷B 魔力D 幸運B 宝具D++
【クラスキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【保有スキル】
皇帝特権:E
本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。
該当するスキルは騎乗、剣術、芸術、
カリスマ、軍略、等。
狼顧の相:D
常に他者の謀略を警戒し、また周囲の隙を窺う気性。
どれほどに人脈を広げても真の友を得られない孤独の星である。
策謀の成功率・回避率を多少向上させる。
自己顕示:A
サーヴァントとしての気配を強めるスキル。
Aランクともなると隠密行動は極めて困難となる。
集団戦闘において、敵の標的になる確率が増す効果もある。
戦下手:A
本人が自覚していない隠しスキル。
団体戦闘において判定に不利な補正がかかる。
【宝具】
『路中捍鬼(はいせんす・えんぺらー)』
ランク:E 種別:対車宝具 レンジ:1 最大捕捉:1両
侠人を気取り、華美に飾り立てられた馬車に乗り、「路中捍鬼袁長水」と呼ばれていたという逸話から得た宝具。
騎乗した乗り物が袁術のセンスによって飾られる。
馬車ならけばけばしく飾られ、バイクなら暴走族仕様に、トラックならデコトラ化、といった具合。
宝具としての特性を得る事で性能や強度も向上する。
『当塗高夢想帝国(かんにかわるものは、とうとこうなり)』
ランク:D++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:100人
皇帝号を僭称し「仲」(「成」だったとも)と号したハリボテの帝国を築いた逸話が、伝国の玉璽の形を取って宝具化したもの。
真名を開放することで袁術の夢想の中にのみ存在する大帝国とその軍勢が形をなす。
ただし、それらは全て対象(と袁術)の脳内に投影される幻影に過ぎず、与えるダメージも脳の誤認が生む幻でしかない。
そのため幻影であることを見抜かれると、この宝具で与えたダメージは全て消滅する。
【解説】
後漢末期の武将・政治家。
三国時代になる以前に「仲」を建国し、漢に反旗を翻すもあっさりと滅びた。
名門袁家の嫡流であったが、庶流の袁紹の方が声望が高かったことを妬み、その出自の低さを中傷していたという。
霊帝崩御後、大将軍の何進が十常侍(権勢を握っていた宦官の集団)に暗殺されると、袁紹らとともに朝廷に乗り込み宦官数千人を誅殺した。
この混乱の中で霊帝の遺児が董卓に補足され、皇帝(後の献帝)として擁立されることとなる。
袁紹を盟主に反董卓連合が結成されるとこれに参加し、武闘派の孫堅を麾下に収めた。
一方で袁紹とは対立関係にあり、袁紹が献帝に対抗しようと劉虞の擁立を計るとこれに猛反対したという。
その後、董卓が長安に遷都したのを皮切りに反董卓連合内の内部対立が表面化。
特に袁紹と袁術の対立は、元々の人間関係もあって激しいものであり、軍事衝突に発展する。
こうして反董卓連合は瓦解し、袁術は群雄の一人として勢力を広げようと画策するが、
戦略的な判断力はともかく、戦争にあまりにも弱く、内政面でも圧政を敷いて人望が薄かったため、次第に追い詰められていく。
ついには本拠地の南陽郡を捨て、揚州に割拠しなければならない事態となった。
その後は横死した孫堅の遺児・孫策の武力や飛将・呂布との外交を背景に勢力拡大を計るが、
衰える一方の漢朝を前に慢心し、内外の反対の声を押し切って「仲」を建国。皇帝に即位した。
この暴挙は諸侯の大半に敵意を抱かせ、家臣団も反発からの離脱が続出する。
さらに圧政と飢饉の影響で民衆の声望もすでになく、戦にも連戦連敗し、その勢力は一気に縮小化する。
最終的には不仲だった袁紹を頼みにして庇護を求めたが迎えがやってくる前に病に倒れた。
死の直前、蜂蜜入りの飲物を所望したが手に入らず、自らの没落を嘆いて吐血したと伝わる。
最終更新:2020年03月26日 22:25