【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】斛律光
【性別】男性
【身長・体重】176cm・72kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力D 幸運E 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
単独行動:C
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。
【固有スキル】
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
軍略:C
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
カリスマ:C+
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
【宝具】
『落鵰都督(これしゃちょうしゅなり)』
ランク:D+ 種別:対人宝具 レンジ:2~20 最大捕捉:1人
大鵰(オオワシ)を射止めて落鵰都督を号した事から得た宝具。弓矢としての形状を取る。
攻撃対象が空中にいる場合、命中率とダメージ数値に有利な補正を得る。
また、この宝具で射られた対象は飛行や跳躍など地上を離れる行動を一時的に封じられる。
『無愁夢断・明月西沈(うれいなきゆめはたたれる)』
ランク:A 種別:対軍 対国宝具 レンジ:99 最大捕捉:1000人
その死を切っ掛けに国の滅亡が決定づけられた事が宝具にまで発展したもの。
自らが致命傷を負った瞬間、消滅と引き換えに上空に小型の疑似満月を形成。
5ターン後、疑似満月は地上へと落ち、一切合財を粉砕する。
疑似満月は北周の進軍と国の滅亡を概念として形にしたものであり、守護の概念に対する特攻効果がある。
【解説】
中国の南北朝時代、北斉の武将。字は明月。
斜陽の北斉を支えた名将だったが後主(高緯)とその側近に妬まれ、粛清された。
その死により北斉の滅亡は決定づけられたと言っても過言ではない人物。
馬面にして彪身、神爽にして雄傑、言笑すること少なく、騎射に巧みだったという。
高澄の狩猟に同道した際には大鵰(オオワシ)を射止めて「これ射鵰手なり」と評され、落鵰都督と号した。
高澄の弟の高洋が東魏から禅譲を受けて北斉を建てると、
敵国の北周の軍勢を幾度となく打ち破り、斛律光が来たと聞いただけで逃げ出す敵が現れるまでとなった。
北斉は斛律光をはじめとした名将たちの活躍で軍事的には優位に立っていたが、
政治面では鮮卑系武人と漢族を中心とする文人官僚が対立して内訌が絶えなかった。
その上、時代が下ると皇帝側近の勢力が加わる三つ巴の情勢になり、斛律光もそれに巻き込まれることとなる。
北斉の第5代皇帝である後主(高緯)は暗君で、奸臣達を信任して国力を衰退させ、重臣や王族たちを排除して軍事力を低下させた。
特に斛律光は高名かつ厳格であり、奸臣達の意に従わなかったため、謀反を讒言されてしまう。
(この時「百升は上天を飛び、明月は長安を照らす」「高山は推さずして自ら崩れ、槲樹は扶けずして自ら竪つ」という
国の滅亡と斛律光の即位を匂わせる流言を流されたという)
後主(高緯)はこれをあっさりと信じ、斛律光を処刑した。
名将にして忠臣であった斛律光の死を朝野は悲しみ、敵国である北周の武帝は喜びのあまり大赦を発したという。
その後、北斉は北周に滅ぼされたが、武帝は斛律光が生きていたら滅ぼすことはできなかったと判断していた。
最終更新:2020年03月26日 22:25