徐庶 元直

【元ネタ】三国志
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】徐庶 元直
【性別】男性
【身長・体重】171cm・64kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷B 魔力B 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:C
 正しい調教、調整が施されたものであれば万全に乗りこなせる。

【固有スキル】
軍師の忠言:B
 軍師系サーヴァントに与えられるスキル。
 状況を把握、分析することにより味方側に正しい助言を与えることができる。
 ランクが上がれば上がるほどその助言の正しい確率は向上する。

軍師の指揮:A
 軍師系サーヴァントに与えられるスキル。自己を含めた軍としての力を最大限に引き出す。
 Aランクであれば、百戦錬磨の精鋭に等しい力を持つ。

無力の殻:A
 任意のタイミングで、固有スキルが発動せず、能力値も落ち込み、サーヴァントとして感知されなくなる状態になれる。
 曹操に仕えている間、軍師としての働きを見せなかったという逸話から。

医術:C+
 山の植物を調べ上げ緑色の薬“花萼丸”を開発し百姓を救い“花萼老祖”と呼ばれた、という民間伝承から医術スキルを有する。
 なお、このスキルは現代を基準で比較するものではなく、サーヴァントの生きた時代の基準で判断するものとする。

【宝具】
『生門解錠・景門開通(はちもんきんさ、やぶれたり)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:300人
 三国志演義において曹仁の八門金鎖の陣を破った逸話から得た、
 自身や味方に相手の急所や勝負の勘所を悟らせる宝具。
 発動から3ターンの間、対象に取った者に対する敵対的干渉が成功した場合、クリティカルとして扱われる。

『臥龍岡に伏龍あり(すいぎょのこうとなりうるや?)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 自身が現世から退去するのと引き換えに、マスターに英霊・諸葛孔明の召喚を試みさせることができる。
 クラスは適正があるクラスからランダムに選択されるが、
 諸葛孔明はマスターとなる人物が主足りえる器か討論し、納得しなければ召喚を拒否し、英霊の座に戻ってしまう。
 孔明の召喚に失敗すれば徐庶が現世から消滅するだけの無意味な自滅となるリスクを孕む宝具。

【Weapon】
『撃剣』

【解説】
 後漢、三国時代の政治家。
 三国志演義では諸葛亮に先立って劉備軍に仕えた軍師として扱われる。

 元々は侠(無法者)の類で撃剣の術に優れたが、
 仲間の敵を討った後、狂人を装って逃亡するも役人に捕らえられてしまう。
 仲間の助けで脱出した後は剣を捨てて学問に励んだ。
 元は無法者だったために恐れられたが、徐庶は謙虚に振る舞い、経学に精通するようになったという。

 その後、董卓の暴政を逃れて荊州に赴き、諸葛亮と出会う。
 徐庶は諸葛亮を高く評価し、彼が管仲、楽毅に匹敵する人材だと自負するのを笑わなかったという。

 荊州に(後に蜀漢を建国することとなる)劉備が現れると、彼に仕えた。
 この際、三国志演義では劉備軍の軍師となって曹仁の軍勢を打ち破った逸話が記されるが、
 正史では徐庶の活躍は見受けられない。

 一方、正史・演義共通の功績として諸葛亮の推挙が挙げられ、
 徐庶の言葉に興味を惹かれた劉備は、三顧の礼を以って諸葛亮を招聘し、自らの腹心として遇した。

 曹操が大軍を率いて南下を開始し、老母が捕らえられたのを知ると
 徐庶は孝心から劉備軍からの離脱を決意し、曹操の下に赴いた。
 以後は曹操の下で働き、右中郎将・御史中丞にまで出世している。
 しかし、後年の諸葛亮はこれでも彼の能力には不十分だったと思っていたようで「魏は取り分け人物が多いのだろうか」と嘆いている。

 なお演義では曹操に仕えたのは魏の軍師・程イクが老母からの手紙を偽装して送った結果であり、
 諸葛亮を推挙したのは自らが劉備軍を去る為の置き土産という形になっている。
 なお、この事を知った老母は自害し、以後、曹操のために献策することはなかった。

 諸葛亮ほどではないにしても民間では神仙化の伝承があり、
 それによれば花岳山に隠居した後、仙人となり、また緑色の薬“花萼丸”によって百姓を救った。
 この事から花萼老祖と呼ばれていた、という。
最終更新:2020年03月26日 22:26