臧覇 宣高

【元ネタ】三国志
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】臧覇 宣高
【性別】男性
【身長・体重】170cm・68kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力B+ 耐久B 敏捷C 魔力E 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:C
 サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。

【固有スキル】
無頼漢:A
 騎乗スキル・単独行動スキルの複合スキル。オマケとして宴会に強くなるなどの効果を持つ。

勇猛:B
 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。

カリスマ:C
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 山賊を糾合して独立勢力を築き上げ、呂布の軍勢を撃退し、曹操に一方面の軍を任せられた器量の持ち主。

【宝具】
『魏武の強、奴寇が統べる(せいしゅうへい)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:1000人
 元黄巾賊であり曹操の麾下で活躍した青州兵を召喚する。
 一人ひとりはさしたる強さも持たない亡霊であるが、とにかく数が膨大。
 また、彼らは敵味方の区別もつかずに戦うが、
 曹操、臧覇、青州兵のみは仲間と判別し、襲わない。

【解説】
 後漢末期、三国時代の武将。魏の威侯。
 字は宣高だが、奴寇(粘り強い悪党の意)ともあだ名されており、侠気のある人物だった。
 三国志演義では呂布配下の八健将の一人。

 父が無実の罪で逮捕された時、食客数百人を率いて救出した事で勇名を馳せる。
 黄巾の乱においては陶謙麾下の将として活躍した。
 さらに動乱に乗じて徐州で独立勢力として旗揚げし、かの呂布が率いる軍勢とも互角以上に戦っている。

 その後、台頭してきた曹操の勢力に対抗するため、呂布と同盟した臧覇であったが、呂布は敗死。
 曹操に懸賞金をかけられ、追い詰められた末に捕縛されてしまう。
 しかし、曹操に気に入られた事で窮地が一転し、青州・徐州の統治を委託され、臣従する形ではあるが独立勢力として遇された。
 また、臧覇の下には、かつて曹操から離れた亡命者がいたが、曹操から首を送るよう言われても拒絶したという。

 この厚遇は無論、臧覇の人となりと能力を曹操が評価した故でもあるが、
 それよりも彼が抱える兵力の大きさから、独立勢力としてでも麾下に加える方が合理的である、と判断した為だと思われる。
 臧覇もまたこの厚遇に応えた。
 袁紹との戦いでは曹操が東部方面を気にせず戦えたのは、臧覇が絶えず青州侵攻を行ってくれていた為だという。

 曹操が袁家に勝利する形勢となると、自身や配下の家族を人質に送って臣従を誓った。
 以後も徐州を任せられ、主に孫呉との戦線を担当して活躍を見せた。

 しかし、曹操が没すると、その後の動乱を見込んでか勝手に持ち場を離れてしまう。
 臧覇らが何を狙っていたかは定かではないが、さしたる動乱も起こらず曹丕が曹操の後を継いだ。
 結果、この行動は曹丕の不興と警戒を買うだけに終わり、しばらくして臧覇は兵権を取り上げられ、中央に召された。
 一方で、その軍事的識見から、曹丕の軍事顧問として遇されたという。
最終更新:2020年03月26日 22:36