【元ネタ】民間伝承
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】なまはげ
【性別】男性
【身長・体重】250cm・145kg
【属性】秩序・善・地
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷A 魔力C 幸運B 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
【固有スキル】
気配遮断:A
サーヴァントとしての気配を絶つ。完全に気配を絶てば発見することは不可能に近い。
騎乗スキルの代わりに得たスキル。平時は姿と気配を隠し、悪い子供がいたときに突然姿を現すことにより恐怖を与えることに特化している。
神性:D
折口民俗学の定義によるマレビト神としての神性。
伝承も広く伝播しており、そこそこの神性を獲得している。
鬼種の魔:A
鬼の異能及び魔性を表すスキル。
天性の魔、怪力、
カリスマ、
魔力放出、等の混合スキル。
魔力放出の属性は「水」。八郎潟や八岐大蛇との関係とも。
恐怖の貌:B
本来のスキル名は『
無辜の怪物』
威圧し、恐怖心を想起させるその風貌は、なまはげの伝承の積み重ねによるもの。結果、最も“怖い”姿に自身の姿をも変えていった。
対峙する相手の行動にファンブルを起こしやすくする。子供に対しては効果が上がる。
ナモミ剥ぎ:A
なまはげの名前の由来となったスキル。
ナモミ(秋田の方言で囲炉裏に当たってできた火ぶくれ)を剥がして回る者のことを指し、これがなまって「なまはげ」となった。つまり、
囲炉裏に当たり過ぎている怠け者に、痛い目を合わせる者である。
傷口のある相手、特に火傷のある相手に特攻ダメージを相乗する。
【宝具】
『“ 悪い子はいねが!”』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:1
子供に対し「悪いことをしたか」「泣いてる子はいないか」と怒号を上げ、鉈を抜き、悪事に訓戒を与える。その姿を見て泣く子は、即ち悪いことをした子である。
罪の意識を少しでも持った子供たちに「なまはげが来る」と刷り込ませることで、子供たちは悪いことをしないようになるという。
子供、および悪属性に対する特攻の宝具。
【Weapon】
無銘・鉈
無銘・杖
なまはげのアーティファクト。主に怖がらせるために使う。戦闘用の武器としての機能は最低限。
【解説】
秋田、男鹿半島に伝わる来訪神。仮面・仮装の神々。
子供に対するテリブルの象徴。鬼の仮面をつけ、藁などで作った衣装をまとったなまはげが家々を巡り、怠け者を諭す。
~以下オリジナル~
英霊としてのなまはげは秋田の男鹿半島にいたとされる名の無き鬼。
彼の生きた世は、大和朝廷により秋田城が築かれ、人と鬼の世に一線が引かれた時代。彼はそのなかに鬼として生まれたが、秋田城の蝦夷に対する懐柔政策のもと、大和朝廷に従属していった者のひとりであった。
ここまで北に進行してきた大和朝廷は強い。鬼の世も終わるだろう。鬼は人と共存して生きていかなばならぬと彼はそうしたなかで実感する。そして、人になろうとする。
最初はその異形のため受け入れられなかったが、誰よりも“ 人として”勤勉かつ真面目を貫き、人に受け入れられ、“
真っ当な鬼”であることを捨てた。そしてそのなかで、彼は鬼としての在り方を、ただひとつ持つようになる。
悪い子供に、恐怖を与えることである。
――たとえ鬼であろうとも、真面目に生きていれば人の世でもやっていける。その証明たる自分自身の姿を見て、怠け者は顧みないのか。
であるならば、子供のころから真面目に生きることを人は知らなければならない。そのためになら、鬼の姿を子供たちに晒そう。
我こそはなまはげ、怠け癖を断つ悔悟の刃なり。怠け者には、悪いことをする者には、なまはげが恐怖と畏怖を連れてやってくることを教えてやる。
最終更新:2020年03月28日 20:35