慶封

【元ネタ】中国・史実
【CLASS】ランサー
【マスター】衛宮切嗣
【真名】慶封
【性別】男
【身長・体重】160cm・55kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷C 魔力C 幸運B 宝具B

【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

【固有スキル】
黄金律:B
身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
大富豪でもやっていける金ピカぶりだが、散財のし過ぎには注意が必要。
亡命先の呉では、本国にいた時よりも豊かであったという。

計略:C
物事を思い通りに運ぶための才能。状況操作能力。
内紛やクーデターの多かった斉で一時は臣下の頂点に上り詰めた。

仕切り直し:C
戦闘から離脱する能力。クーデターで死なずに済んだ。
隣国の魯にいると斉から圧力があったが、遠国の呉まで逃げおおせた。

窮地の智慧:C
自分の処刑を相手の悪評の宣伝に変えてしまった、とっさの頭脳の回転。
危機的な状況で幸運を呼び込む。
霊王が軽率な暴君でなければ、そもそも処刑されずに済んでいた。

扇動:C
大衆・市民を導く言葉と身振り。
個人に対して使用した場合には、ある種の精神攻撃として働く。

王殺:D
王を殺した事績により与えられたスキル。
同ランク以下のカリスマを無効化し、王の属性を持つ者に与えるダメージが向上する。
主犯は崔杼であったためにこのランクとなる。

【宝具】
『汝もまた我の如し(なんじもまたわれのごとし)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
楚の霊王に旧悪を弾劾されて処刑される直前、相手の旧悪を暴き返す
ことで政治的なダメージを与えたことによる宝具。
神・父・兄・姉・主君などの目上の存在に反逆した者や裏切り者から攻撃を受けた場合、
反逆や裏切りの度合いに応じて自分が受けたダメージを乱反射させる。

【Weapon】
『無銘:斧鉞』

【解説】
春秋時代の斉の重臣(?~紀元前538年)。
素行に問題があった荘公が崔杼のクーデターで殺害された後、崔杼と共に
斉の政治を掌握したが、やがてその崔杼も蹴落として相国となる。
しかしランサー自身も狩猟で外出中にクーデターを起こされ、一族と共に魯
を経て呉まで亡命すると、以前よりも富貴になっていた。
当時の人々には主殺しに加担しながら栄華を誇る姿が納得出来ず、楚の
霊王がクーデターで即位して我が物顔で振舞っていることといい、天が調子
づかせてから没落させて戒めにしようとしているのだと言われた。
ランサーが滞在していた呉の朱方を占領した霊王はランサーの一門を滅ぼし、
ランサーも処刑しようとするが、淑挙に止められる。
「ただで処刑される人物とは思えません」
しかし、本人に処刑用の斧鉞を持たせ、陣中をさらし者にして歩かせて言った。
「斉の慶封の様に、国君を殺して幼君を侮り、大夫に盟約を強いてはならんぞ」
すると処刑を覚悟していたランサーは言い返した。
「楚の共王の庶子の囲(霊王の諱)の様に、国君であった兄の子を殺して簒奪
し、諸侯に盟約を強いてはならんぞ」
自分の旧悪を晒されて怒った霊王は、すぐにランサーを処刑した。
最終更新:2020年03月28日 20:42