【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】ピエール・ド・リュクサンブール
【性別】男性
【身長・体重】189cm・58kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力E 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
狂化:EX
宗教観に殉じ過ぎて、精神・肉体が“変化しない”絶対性を得ている。
被ダメージの大幅軽減、精神耐性、疑似的な
対魔力スキルの効果を持つが
同時に魔術による治癒や強化、言葉による説得等も撥ね退ける。
【保有スキル】
福者:B
福者として認定された者であることを表す。
秘蹟の効果が向上している。
洗礼詠唱:B
教会流に形式を変化させた魔術。霊体に対して絶大な効果を及ぼす。
病弱:A
肺病病み。
低確率だが、ターン開始時つねに行動不能に陥る可能性を持つ。
【宝具】
『咎人洗う赦しの秘蹟(ore autem confessio fit in salutem.)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0~10 最大捕捉:1人
ピエールが知り得る限りの、対象が犯した罪の一覧が記された羊皮紙束。
真名とともに対象の全身にまとわりつき、枚数が多い程にその行動を阻害する。
罪の懺悔、ないし筋力(STR)判定によって一枚ずつ引き剥がす事ができる。
対象が真名の知れたサーヴァントであれば生前を含めた全ての罪が記されており、
余程の聖者でない限りは以後一切の通常行動が不可能となるだろう。
【解説】
十四世紀の枢機卿、リュクサンブール(ルクセンブルク)のピエール。
夭折の王侯苦行者、肺病病みの若者。1527年に列福。
アヴィニョンに葬られて後、毎日のように驚くべき奇蹟が見られたという。
閉じ籠った信仰の世界でしか生きられない頭の固い聖者の典型とされ、
聖者としての極めて厳格な(後世では奇行としか思えない)言行で知られる。
キリスト者は笑う事をしばしば戒めたが、それが緩和された後の時代にあっても
ピエールは厳格で、幼い弟が笑った時はこのように叱り笑う事を慎めと言った。
「聖書には『主は泣いた』とは書いているが『笑った』などとは書いていない」
毎日自分が犯した罪をリスト化し、夜中にそれを読み上げる光景がよく見られた。
夜中に聴罪司祭を訪れ懺悔する事も度々あり、しかも死期間近には一日二回になった。
突然の訪問を繰り返された司祭は、戸を叩く彼を寝たふりで無視するようになった。
彼の死後には、罪を書き記した紙片がいっぱいに詰まった箱が残されていたという。
最終更新:2020年03月28日 20:43