【元ネタ】史実? 伝説
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】ミッソン
【性別】男性
【身長・体重】176cm・69kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力D 幸運A 宝具C+++
【クラスキル】
対魔力:E
魔術に対する守り。
無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。
【保有スキル】
嵐の航海者:A+
船と認識されるものを駆る才能。
集団のリーダーとしての能力も必要となるため、軍略、
カリスマの効果も兼ね備えた特殊スキル。
可能性の光:B
星の開拓者に似て非なるスキルにして、
無辜の怪物によく似たスキル。
自由、平等への憧憬が形を成した偶像が英霊ミッソンであり、現界した彼は「自由」と「愛」を人々にもたらす者として振る舞う。
リベリの掟:A
人種や国籍で差別されない、というリベルタリアの掟から。
特定の人種・国籍を対象とする効果を無効化する。
この効果は味方にも与えられる。
【宝具】
『自由と愛を旗と掲げよ(ラ・ヴィクトワール・リベルタリア)』
ランク:C+++ 種別:対軍宝具 レンジ:5~50 最大捕捉:400人
自由の像を描いた白い旗と、彼が搭乗した海賊船『ラ・ヴィクトワール』が融合、昇華された宝具。
自由の象徴たる海賊船とその乗員は、王侯や王権に属する存在に対して驚異的な攻撃・防御能力を発揮する。
その一方で、王侯ではない者、王権に属さない者に対しては並程度の力しか発揮できない。
【解説】
自由と平等を掲げ、民主主義的な共和国を築き上げたとされる伝説的な海賊。
17世紀後半から18世紀の人物とされる。
現在では実在性は疑われているが、彼の伝説は水夫や奴隷、海賊といった当時の人々の熱狂を呼び、民主主義勃興の呼び水の一つとなった。
ミッソンはフランス海軍大尉であったが、ドミニコ会の修道士カラチオーリの唱える絶対自由主義に傾倒し、
彼とともにあらゆる差別を否定し、自由と平等を掲げた理想郷の建国を志すようになる。
マダカスカル島北西のコモロ諸島に拠点を設けたミッソンは、商船や奴隷船を襲撃する海賊行為を繰り返した。
一方でミッソンは海賊達や黒人奴隷達を仲間に引き入れ、組織を拡大していく。
彼らは人種や国籍で差別されず、自らを『リベリ』と呼称。
そらの半数は元黒人奴隷であり、ミッソンは彼らに教育を受けさせ、仲間として扱ったという。
ミッソンは自分たちが築いた共和国を『リベルタリア』と呼称し、民主主義的な政治体制を築き上げた。
軍事的にも卓越しており、ポルトガル海軍の艦隊を三度に渡って撃退したとされる。
しかし、海の外の諸外国には神経を尖らせていたミッソンも、島内への警戒を怠っており、
ミッソン達が海に出ている隙に、内陸部の先住民に襲撃され、リベルタリアは壊滅してしまった。
失意のミッソンは欧州に戻ろうと船を出すものの、航海の途上で遭難し、命を落としたと伝えられている。
ミッソンの築いたリベルタリアは海上で過酷な生活を強いられる水夫や奴隷、海賊たちの憧れの国であり、
キャプテン・キッドやジョン・エイヴァリといった人物がミッソンと接触したとも伝えられる。
実在性が疑わしいにも関わらずミッソンの伝説が人口に膾炙したのは、階級社会の理不尽さが原因と言える。
彼の伝説がもたらす夢がフランス革命やアメリカ合衆国といった民主主義国家の創設の遠因になったのかもしれない。
最終更新:2020年03月28日 20:54