妹尾兼忠

【元ネタ】秋田県横手市の伝説
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】妹尾兼忠(せお かねただ)
【性別】男性
【身長・体重】163cm・60kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷E 魔力E 幸運D 宝具D
【クラス別スキル】
狂化:D
 筋力と耐久のパラメーターをランクアップさせるが、
 言語能力が不自由になり、複雑な思考が難しくなる。

【固有スキル】
怪力:C
 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。
 使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。
 本来魔物、魔獣のみが持つ特性であるが、姑獲鳥の加護によってこのスキルを得た。

【宝具】
『姑獲鳥御礼大力五郎兵衛(うぶめおんれいだいりきごろべえ)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 赤ん坊を預かった礼として姑獲鳥より与えられた怪力。
 姑獲鳥の加護によって、筋力を2ランクアップさせる。
 さらに、相対した相手の筋力が自分より上である場合、もう1ランクアップする。
 ただし、洪水などの対軍レベルの攻撃に対した場合、この効果は失われる。

【Weapon】
『角材』
 一揆の信者たちを追いのける際に使用した2間余りの角材。

【解説】
昔、横手の武士、妹尾五郎兵衛兼忠が、用事があってまだ人気のない早朝に家を出た。
蛇の崎橋(じゃのさきばし)を歩いていると、向こうから赤ん坊を抱いた女性が歩いてきて、兼忠にしばらく赤ん坊を抱いていてほしいと頼んできた。
他に誰もいなかったため、兼忠はやむを得ず赤ん坊を預かった。
女性が去った後、兼忠は次第に赤ん坊が重くなってくるのに気付いた。
さらに赤ん坊が成人のような目つきをし、兼忠の喉元をにらむため、危険を感じた兼忠は、小柄(小さな刀)を抜いて口にくわえた。
赤ん坊の重みはいよいよ増したが耐えたついに耐えきれなくなり思わず念仏を唱えた。
小半時(1時間)ほどしてようやく女性が蛇の崎橋に戻ってきて赤ん坊を受け取り、お礼にお金を渡そうとしたため兼忠が固辞すると、女性は「自分は土地の氏神で、いま氏子のひとりが難産で苦しんでいたので助けを求められた。
あなたに預けた子はまだ産まれていない子で、だんだん重くなったのは母親が危険なときだった。あなたの念仏のおかげで親子ともども助かりました。子々孫々にわたり、力をあげます」と言って手ぬぐいを差し出した。
兼忠は受け取って、用事のために急いで橋を去った。
翌朝、兼忠は顔を洗おうとして、前日もらった手ぬぐいを思い出し、それで顔を洗った。
手ぬぐいを絞ったところ簡単に切れてしまったので、兼忠は「力をあげます」という昨日の女性の言葉の意味を理解した。
手ぬぐいが弱いのではなく、兼忠の力が強くなっていたのだった
最終更新:2016年09月23日 13:08