関羽 雲長

【元ネタ】三国志、三国志演義
【CLASS】ランサー
 【マスター】衛宮 士郎
  【真名】関羽 雲長
  【性別】男性
  【身長】207cm
  【体重】120kg
  【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷B 魔力D 幸運B 宝具A+
【能力】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

【保有S】
一騎当千:A
一対多人数を想定した戦場における戦術的直感力。師団クラスの敵対勢力、または相手の
対軍宝具・対城宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。

神性:B
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
死後千年以上、大陸最高位の神霊の一柱として祭られている。

騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣
は乗りこなせない。

【宝具】
伽藍神 関聖帝君(その神威遠き地を震わせ、三界の魔を伏す)
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大補足:0人
神霊の混血ではない人の身でありながら、人々の崇拝のみによって神霊の域に達したランサーの肉体
そのもの。その加護により五行を克した神仙に近しい存在となっており、火に焼かれず、水に濡れず、
毒に蝕まれず、刃を通さない。その為、対神属性を持つ宝具か、この宝具以上のランクの宝具でしか
傷を負うことはない。またその役職である"三界伏魔大帝"の銘により怪物・魔獣属性もしくは魔に属
する英霊に対し、追加ダメージを負わせる。ランサーがその死後において神格化されて、歴代様々な
王朝の皇帝に、たびたび贈られた諡号が宝具の域にまで昇華したもの。その信仰は王朝の守護神のみ
ならず民間においても厚く様々な伝承や信仰が産まれ、世界中に華僑が散らばることで様々な地域に
拡がっていった。現在でもなお、大陸最大の信仰対象となっている。

過五関、斬六将(五関破りて、六将を斬る)
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:2-10 最大補足:6-100人
青龍戟・冷艶鋸の六斬撃から成る神速の連撃で、その一撃は文字どおり一軍をも薙ぎ払う。本来は大
陸最強の英霊馬に騎乗して、馬上から前進しながら繰り出す突進技だが、状況・対象によってある程
度カタチを変えることが可能。言わばランサーの武術・流派ともいえる万能型宝具で、青龍戟だけで
なくあらゆる武器で使用可能。今回はクラスがランサーの為、足を止めて間合いに入るもの全てを薙
ぎ払う型となる。かつてランサーが魏の覇王に受けた恩義を返し、義兄弟であり主君の二人の夫人を
連れ返った折に五つの関を破り、立ち塞がった六人の武将を次々と斬って血路を開いたという武勇譚
と、その一時代において単騎のみで幾多の兵を薙ぎ払い、一騎当千とまで謳われたランサーの武が宝
具にまで昇華されたもの。

【weapon】
青龍戟
中国に伝わる戟の一種。三日月形の刃を月牙と呼び、これが片方だけのものを青龍戟と呼ぶ。戟は刺突、
打撃に用いる長柄武器で、様々な用途を持つ。戟の中でもかなりの重量があり、その扱いには強靭な腕
力と卓越した技術が必要とされた。数ある青龍戟の中でこれだけが“宝具”まで昇華されたのは名のあ
る武将に愛用されたためであろうか。

【特記事項】
蜀五虎将軍筆頭、関羽雲長。見事な鬚髯をたくわえていたため美髯公などとも呼ばれる。
その武勇、曹操が義理堅いと評した事から、後世の人間が神格化し関帝とし、47人目の神とした。信義に厚い
事などから、現在では商売の神として世界中の中華街で祭られている。そろばんを発明したという伝説まである。
彼の出身地は中国最大の塩湖である解池の近くにあり、その出身地から塩の密売に関っていたといわれている。
その後、劉備・張飛と出会い、終生劉備に忠誠を尽くした。劉備が故郷で挙兵したとき、張飛とともに劉備の護
衛官となった。劉備は関羽・張飛に兄弟のように恩愛をかけた。
曹操が呂布を破った後、劉備が曹操を裏切って敗れ袁紹の元に逃げると曹操の捕虜になった。
曹操は関羽を偏将軍に任命し、非常に手厚く礼遇した。だが関羽は功績を立てて曹操に恩返しをしてから、劉備
の下へ戻ろうと考えていた。官渡の戦いでは関羽は敵将の顔良の旗印と車蓋を見ると馬に鞭打って突撃し、大軍
の真っ只中で顔良を刺し殺し、顔良の首を持ち帰った。この時袁紹軍の諸将で相手になれる者はいなかったという。
曹操は即刻上表して漢寿亭侯に封じた。顔良を討ち取るという功を立てた関羽は、必ずや劉備のもとに戻ると曹操
は考え関羽に重い恩賞を与えた。関羽はこれらの賜り物に封をして曹操に手紙を捧げて別れを告げ、袁紹の下にい
る劉備の下へ去った。曹操はその義に感嘆し関羽を追いかけようとする部下に対して、彼を追ってはならないと言
い聞かせたという。
その後は劉備軍の筆頭武将として活躍、蜀の建国の際には荊州守備を担当、そのまま荊州総司令官として駐屯する。
関羽は水陸両軍を率い息子の関平・都督の趙累らと共に魏の樊城を守る曹仁を攻撃した。曹仁の援軍として七軍を
率いた于禁が駆けつけるが、折からの悪天候により大洪水が起こり七軍は水没。関羽は船団を率いて攻撃をかけ、
于禁と彼が率いていた3万の兵を降伏させた。またこのとき荊州刺史の胡修・南郷太守の傅方らが関羽に降っている。
関羽は樊城を完全に包囲し、別将を派遣して呂常が守る襄陽までも包囲した。さらに関羽は方々に印綬をばら撒き
曹操領内の群盗などが一斉に蜂起。丞相掾の魏諷までもが関羽に通じて反逆を起こし中原は震動。曹操も狼狽して
遷都まで考えるほどであった。しかし後に軍事介入してきた呉の智将たちの計略によって敗走、関羽は捕らわれて
しまう。臣従を要求されたが断固拒否し斬首。死後各地で神として祭られた。現在も中国の守護神として鎮座している。

三国志演義では、董卓配下の猛将華雄を曹操に勧められた酒が冷めないうちに斬った、曹操の元を去るとき曹操軍
の検問に見咎められて6人の将軍を斬り殺して5つの城塞を突破した等と華々しい活躍が描かれている。
なお名馬赤兎馬については呂布の死後曹操が持っており、降伏した関羽の心を得るべく譲ったことになっている。

【特記妄想】
忠義に厚い三国武将の見本。忠義に厚いというか暑い、暑苦しすぎる漢のなかの漢。
士郎あたりとは相性が良いかもしれない。キャライメージは蒼天のアレ、ワカメは多分殺される。
触媒は顔良を斬った後に酒を飲んだ盃。
最終更新:2016年09月23日 22:24