羿

【元ネタ】中国神話
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】羿
【性別】男性
【身長・体重】174cm・67kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運E 宝具A++
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

単独行動:A
 マスター不在でも行動できる。
 ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。

【固有スキル】
千里眼:B
 視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。また、透視を可能とする。
 さらに高いランクでは、未来視さえ可能とする。

心眼(真):B
 修行・鍛錬によって培った洞察力。
 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”
 逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。

神性:-
 本来は天界の神々の一柱であり破格の神霊適性を持つが
 天帝により神性を剥奪されてる。

【宝具】
『日射赫穹(ホウ・イー・シェ・リー)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:5~99 最大捕捉:1人
 帝より下賜された赤き弓。
 この弓より射られた矢は射られたと同時に光速へと達する。
 また、攻撃判定を射線上のみに収束することで、規格外の超突破攻撃を可能としている。

『日墜とす天の白箭(グミヤー・シェ・リー)』
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:5~99 最大捕捉:1000人
 九つの太陽を射落とした帝より下賜された白羽の矢。
 この矢の最大数は九本である。
 真名開放と共に矢が内包する膨大なエネルギーを光へと変換し、
 太陽すらも射落とす極光の矢となる。
 金烏を射落とした逸話により、鳥の属性を持つ相手に対しては必中となる。

【解説】
帝俊には羲和という妻がおり、その間に太陽となる10人の息子(火烏)を儲けた。
この10の太陽は交代で1日に1人ずつ地上を照らす役目を負っていた。ところが堯の時代になり、10の太陽がいっぺんに現れるようになった。
これにより地上は灼熱地獄となり、作物も全て枯れてしまった。
これに対して、堯がこの対策を依頼したのが羿である。羿は、初めは威嚇によって太陽たちを元のように交代で出てくるようにしようとしたが、効果がなかった。
そこで仕方なく、1つを残して9の太陽を射落とした。これにより地上は再び元の平穏を取り戻した。その後も羿は中国各地で数多くの魔物を退治し、人々にその偉業を称えられた。
ところが、子を殺された上帝は羿を疎ましく思うようになり、羿は神籍から外され、不老不死ではなくなってしまった。このときに羿の妻の嫦娥も同じく神籍から外され、不老不死を失った。
嫦娥から文句を言われた羿は、崑崙山の西に住む西王母の元へ赴き、不老不死の薬をもらった。
この薬は2人で分けて飲めば不老不死になるだけであるが、一人で全部飲んでしまえば昇天し再び神になることができるものであった。
羿は神に戻れなくても妻と2人で不老不死であればよいと思っていたのだが、嫦娥は薬を独り占めにしてしまい、羿を置いて逃げてしまった。
嫦娥は天に行くことを躊躇して月へ行ったが、羿を裏切った罪のせいかヒキガエルへと変身してしまい、そのまま月で過ごすことになった。
その後、羿は狩りなどをして過ごしていたが、家僕の逢蒙(ほうもう)という者に自らの弓の技を教えた。
逢蒙は羿の弓の技を全て吸収した後、「羿を殺してしまえば私が天下一の名人だ」と思うようになり、羿を射殺した。
最終更新:2016年09月24日 12:06