【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】雍歯
【性別】男性
【身長・体重】175cm・77kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷B 魔力E 幸運D++ 宝具D
【クラス別スキル】
気配遮断:-
このサーヴァントはアサシンのクラスで現界しているが、
暗殺者ではないので気配遮断能力は有していない。
【固有スキル】
阿諛の証明:D
マスターの精神が破綻していない場合、
自身に対する悪い印象をある程度抑制し、功を挙げ続ける限りマスターの信頼を勝ち取ることが出来る。
聖杯戦争においては、まず令呪による自害を回避し、
実力とおべっかによってマスターとの円滑な関係を確保するためのスキル。
なお、このスキルはマスターには秘匿され、開示には令呪による命令が必要。
戦闘撤退:A
純粋に戦闘から撤退する能力
“
仕切り直し”と違い、純粋に戦闘を終了させる技能なので、
自軍が掛けたバフによる補正もリセットされる。
【宝具】
『子房金言 生存運命(サノバビッチ・リテイナー)』
ランク:D 種別:対人(自身)宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
彼を封侯した劉邦は、過去の裏切りもあってか雍歯のことを嫌っていた。
それでも我先にと互いに功績を争う諸将らを安心・発奮させんと、張良の進言を受けて封侯した。
そのことに因む運命生存能力で、宝具の内容としては
自己保存や交渉話術、加えて幸運増強効果を雍歯に与える。
なお、宝具の名称は自分で考えたものではない(実は劉邦が嫌がらせで勝手に決めた)。
常時開放宝具なので真名解放をしなくていいのがせめてもの救いか。
【解説】
前漢時代に高祖・劉邦に仕えた臣下。
古参メンバーだが、挙兵以前は劉邦とは不仲であり、沛県時代は主に王陵とつるんでいた。
劉邦が沛公となると他の古参メンバーとともに付き従い、翌年、郷里である豊の地を護ることとなるが、
群雄割拠に呼応して(陳勝の張楚が)復興した魏の軍に、劉邦に従うことが本意でないことを見抜かれ、降伏。
劉邦は当然これに激怒し、豊を攻めてこれを攻略するが、雍歯自体は取り逃がす。
雍歯は同じく復興していた趙に流れ着くが、韓信によって趙が滅ぼされると遂に降り、再度劉邦の麾下に収まることとなる。
前漢成立後に、劉邦は蕭何や曹参などの大功臣に劣る臣下らの中から誰を封侯するかを決めかねていた。
皆が封侯目指して我先にと功を争い合っていたからだ。
この問題に対して張良は「陛下が嫌っていて、それが周囲にもよく知られている者は誰ですか」と問い、
劉邦は「正直雍歯めは武功があるから無理だが、殺したいほど憎い」と答えた。
張良は「では雍歯を封侯させなさい」と返して、斯くして雍歯は什方に封じられ、
諸将たちは「あの雍歯がいけたなら」と安心感を覚え、必要以上の駆け引きをしなくなった。
それでも劉邦は雍歯のことが最後まで嫌いだったようであり、豊の地が雍歯とともに背いたことを
いつまでも根に持ち、その土地に恩恵を与えることを、死の直前まで渋っていた。
最終更新:2016年09月27日 18:58