ドゥシャン・ポポヴ

【元ネタ】史実 007シリーズ
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】ドゥシャン・ポポヴ
【性別】男性
【身長・体重】183cm・76kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷B 魔力E 幸運A+ 宝具D+++
【クラス別スキル】
対魔力:E
 魔術に対する守り。
 無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
諜報:A+
 このスキルは気配を遮断するのではなく、気配そのものを敵対者だと感じさせない。
 A+ともなれば、敵対していることに気付くのは非常に難しい。

プレイボーイ:B
 女性を誘惑し虜にする手管にどれだけ卓越しているかを示すスキル。非戦闘時にのみ発動できる。
 魔術的な魅了スキルではなく精神干渉に分類されるため、対魔力では抵抗できない。

投擲(短刀):B
 ナイフを弾丸として放つ能力。

【宝具】
『殺人許可証(ダブルオー・ライセンス)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 00要員に与えられる、所謂『殺しのライセンス』が宝具化したもの。
 ライダーが行う如何なる殺人も正当なものとして扱われ、現地の法的な罪に問われなくなる。
 強力無比な常識改変宝具だが、対象が完全に死に絶えるまで効力は発揮されない。
 また、ポポヴ自身がこの宝具の乱用を(良識ではなく美学の問題で)好まない。

『Qの贈り物(ボンド・ビークル)』
ランク:D+++ 種別:対車宝具 レンジ:0 最大捕捉:1台
 007シリーズにおいて登場する多種多様なボンド・カーの逸話が宝具化したもの。
 ライダーが何らかの自動車に乗車した時点で、その車両は『ボンド・カー』と見做され、
 シリーズに登場した様々な装置・秘密兵器がランダムに装着される。(場合によっては外観も変わる)
 ただし“車両を改造する宝具”であって“車両を宝具化する宝具”ではない。
 そのため装着された装置・秘密兵器は神秘を持たない通常兵器として扱われる。

 ちなみに、この改造は不可逆であり、ライダーが下車した後も戻らない。
 そう。たとえバスやタクシー、レンタカーであっても……!

【Weapon】
『ワルサーPPK』
 ドイツのカール・ワルサー社が開発した小型拳銃。
 警察用拳銃ワルサーPPを小型化したもので、ゲシュタポやナチスの正式拳銃である。
 ジェームズ・ボンドの愛銃としても有名。

【解説】
 オーストリア・ハンガリー帝国出身のセルビア人。
 第二次世界大戦下、イギリス・ドイツ間で二重スパイとして活躍した。(後にユーゴスラヴィア王国の諜報機関にも所属し三重スパイに)
 007シリーズの主人公ジェームズ・ボンドのモデルとしても知られ、特にボンドの派手なプレイボーイぶりはポポヴの影響が大と伝わる。

 はじめ反ナチ活動家であったが、後に友人の誘いでドイツの諜報機関アプヴェーアで働く。
 その一方でイギリスの防諜機関MI5ともコンタクトを取り、表向きは貿易商を装いながら、英独の間で二重スパイとして活動した。

 後に「アメリカにスパイ網を形成せよ」との指示を受けてアメリカに派遣されるが、
 この際、FBIに接触して日本帝国の真珠湾攻撃計画の情報を伝えている。
 しかしFBI長官・ジョン・エドガー・フーヴァは、女遊びをはじめ派手な私生活を送るポポヴを信用せず、
 どころか偽情報を掴ませようとしているのだと判断して逮捕しようとまでしたという。
(ただし、この真珠湾攻撃計画予告説は、ポポヴが自伝を盛り上げるために書いたでっち上げだとも言われる)

 その後イギリスに舞い戻り、ノルマンディー上陸作戦に関連した欺瞞工作で大きな成果を挙げた。
 また、戦後は対独諜報活動の功労によりイギリス王室から叙勲されている。

 大戦後は南フランスで余生を送った。
 さらにジョン・マスターマン卿が著書の中でポポヴの戦時中の行動を明かした事を受けて、
 回想録『スパイ/カウンタースパイ』を刊行している。
最終更新:2016年09月27日 19:00