パエトーン

【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】パエトーン
【性別】男性
【身長・体重】167cm・57kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷D 魔力C 幸運D 宝具A++
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
神性:B
 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
 太陽神ヘリオスの息子であり、一説には母クリュメネもニンフ(妖精)であるとされる。

単独行動:C
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクCならば、マスターを失っても一日間現界可能。

【宝具】
『天地焦がす虚英蹂躙(ホ・ディアトレコーン・アステール)』
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:2~99 最大捕捉:1000人
 父ヘリオスより借り受けた日輪の戦車。天を翔る神威の車輪。
 真名解放により、高熱と金光を放ちながら突進し、対象を焼き焦がしつつ粉砕する。
 光と熱そのものが神威を秘めた攻撃であり、戦車本体が到達する前に対象が蒸発してしまう事すらある。
 また、太陽の運行を司っていた事から戦車自体が信仰を集めており、その神威によって御者を保護する為、
 戦車が発する光と熱はパエトーンには何ら影響を及ぼさず、さらには防御力が向上し、加護スキルも付与される。
 これにより、最低でもAランク以上の攻撃でなければ、ダメージを与えるどころかパエトーンを戦車から弾き出す事すら不可能である。
 ……なお、戦車を牽く馬は神獣ランクの幻想種である為、パエトーンが保有するBランクの騎乗スキルでは御しきれない。

【解説】
 ギリシャ神話の登場人物。太陽神ヘリオスとエチオピア王妃クリュメネの息子。
 父親をアポロンとする説や、母親をエオスとする説もある。
 自身の父が神ヘリオスである事を知ったパエトーンは、父に会う為に故郷エチオピアから父のいる極東の地へと旅をした。
 ヘリオスは息子の来訪を喜び、どのような願いでも叶えると誓約するが、パエトーンは父が持つ太陽の戦車の操縦を願う。
 誓約を違える訳にもいかず、ヘリオスは仕方なく承諾した。
 しかし、パエトーンは戦車を御する事ができずに、太陽の戦車は暴走。
 軌道を外れた戦車は星座と衝突し、大地を干上がらせ、神々の住まうオリュンポスすらも焼き焦がした。
 これを止める為、やむなくゼウスは雷霆でパエトーンを撃墜。彼の死体は、エーリダノス川に落ちたという。
 息子の死を悲しむヘリオスは翌日は太陽を昇らせず、パエトーンの姉妹も悲嘆の内にポプラの木に変じて琥珀の涙を流した。
 また、アフリカの人々の肌が黒いのは、パエトーンが駆る戦車が地上に近づきすぎて焦がしてしまったからだといわれる。
最終更新:2016年09月27日 19:17