【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】キュロス2世
【性別】男
【身長・体重】185cm・76kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力A 幸運B 宝具A++
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師ではセイバーに傷をつけられない。
騎乗:C
騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
野獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
救世主:A++
唯一神を信仰する宗教において「救世主」と呼ばれたことを示す。
正邪を問わず、唯一神への信仰を背景とする相手に対して最大限有利な補正を得る。
セイバー自身はそういった宗教の信徒ではなく、救世主を僭称したわけでもない。
そのため、これほどの高ランクであることはおろか、所有していることすら極めて異例。
カリスマ:A
大軍団を指揮する天性の才能。
Aランクはおおよそ人間として獲得しうる最高峰の人望といえる。
軍略:B
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
円筒印章:EX
キュロス・シリンダー。新バビロニア征服後、自らの政治姿勢を布告する目的で作成した印章。
これがある限り、セイバーの宝具の威力は権力で弾圧された英霊に対しては半減し、弾圧した英霊に対しては倍増する。
別のクラスで召喚された場合、宝具『エンシェント・アルスマグナ』に変化する可能性がある。
【宝具】
『其は解放の光なり(エンド・オブ・バビロニア)』
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
解放者として幾多の民族と宗教から信仰を集めたキュロス大王の偉業の具現。
『円筒印章』と一体化した剣を振るい、莫大な熱量の光芒を放つ。
その正体は、様々な神格が授けた神威の光の集積体であり、紛れもない神霊レベルの魔術行使。
ユダヤ教のヤハウェ。ゾロアスター教のアフラマズダ。メソポタミア神話のマルドゥーク。
種々多様な神格に由来する宝具であるため、単一の耐性では防ぎきれず、
それらの神々と同等または下位の神格に由来する耐性を無条件で打ち破る。
なお、アーチャーのクラスで召喚された場合、この宝具は弓矢の形で顕現する。
『無尽の不滅隊(ザルグン・アタナトイ)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:1000人
武装した兵士を魔力によって作り出す。
単騎の性能はサーヴァントに及ばないが、セイバーの魔力が続く限り無制限に生成可能。
一度に展開できる数は最大で一万騎にも達し、斃される傍から補充されていく。
兵の装備は様々で、必要な武器を装備した兵を必要な数だけ生成するような柔軟な使い方もできる。
一体ごとの消費魔力は意外と少なく、気兼ねなく人海戦術に持ち込める宝具。
なお、生成した兵の攻撃力は『円筒印章』の判定に応じて増減する。
その原型はアケメネス朝ペルシアの精鋭重装部隊。
兵士が倒されると即座に補充の兵士が加わり戦闘を続行したことから、不死隊と称された。
【Weapon】
『無銘の剣』
第二イザヤ書において、キュロス大王の武勇を讃え「敵を塵のように散らす」と謳われた剣。
『円筒印章』と一体化しているが、印章の有無は『其は解放の光なり』の真名開放の可否とは無関係。
セイバーとして召喚された場合のみに所持している。
『無銘の弓』
第二イザヤ書において、キュロス大王の武勇を讃え「敵を藁のように散らす」と謳われた弓。
剣と同様に『円筒印章』と一体化しており、アーチャーとして召喚された場合のみに所持している。
【解説】
アケメネス朝ペルシアの初代国王。
小国アンシャンの王として即位した後、当時のオリエント地域に栄えていた四大国のうち、
メディア王国、リュディア王国、新バビロニア王国を征服して大国家を築き上げた。
これが後世のペルシャやイランの原型である。
円筒印章の記述によると、征服した民族に対する処遇は寛大そのものであったとされる。
これにより、キュロスの円筒印章は人類史上初の人権宣言とも呼ばれている。
特に、ユダヤ教徒は新バビロニア王国の滅亡によってバビロン虜囚から解放されたことから、
キュロス大王を神から使わされた救世主(メシア)と考え賞賛したという。
この人の剣は彼らを塵のように 弓は彼らをわらのように散らす。
――――第二イザヤ書
ちなみに、キュロス2世自身がどの神を信仰していたのかについては、今も明確にはなっていない。
最終更新:2016年09月29日 19:21