カスパール

【元ネタ】歌劇『魔弾の射手』
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】カスパール
【性別】男性
【身長・体重】176cm・60kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷C 魔力B 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

単独行動:A
 マスターからの魔力供給を断っても自立できる能力。
 ランクAならば、マスターを失っても一週間は現界可能。

【固有スキル】
千里眼:E
 視力の良さ。
 遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
 魔弾を手にしたことで狙撃の技量は低下してしまっている。

悪意の天秤:B
 運命を弄ぶ悪魔の加護。
 戦闘中、幸運が不規則に上下する。
 変化の度合は完全にランダムで、法則性はない。

【宝具】
『魔王の瞳(フライクーゲル)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~60 最大捕捉:1人
 必中の呪いが込められた悪魔の弾丸。
 発射された銃弾は強力な磁力を帯びたかのように相手の身体に引き付けられ、
 射出方向や運動法則を無視して確実に目標に命中する。
 あくまで“必中”であって“必殺”ではないため、致命傷を与えられるとは限らない。
 全部で6発所持しており、使用に魔力は必要としないが、再補充はできない。

『睥睨する魔王の瞳(フライクーゲル・ザミエル)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:5~40 最大捕捉:1人
 他の6発を撃ち尽くすことで使用可能になる、7発目の最後の弾丸。
 敵対者を悪魔への贄と捧げる“必殺”の魔弾。
 この弾により僅かでも傷を負った者は、魔力、活力の全てを失い即死する。
 ただし、この弾には必中効果は与えられていない。
 ……外した場合、死の呪いは使用者へと返る。

【解説】
ウェーバーの歌劇『魔弾の射手』に登場する、悪魔と契約した猟師。
17世紀のボヘミアの森に一人の真面目な猟師がいた。
その猟師マックスは、恋人アガーテとの結婚がかかった射撃大会を目前に
スランプに苦しんでいた。
どうしても自信が持てず苦しむマックスに、猟師仲間のカスパールが声をかけてくる。
狙った物に必ず当たる魔弾を使ってはどうか、と。
マックスは不審に思いながらも誘惑に抗えず、カスパールに言われるままに
悪魔ザミエルの力を帯びたその弾を手にしてしまう。
魔弾は全部で7発あり、6発までは射手の狙った物に当たるが、
最後の一発だけはザミエルが狙った者に当たるという呪いがかかっていた。
実はカスパールはザミエルと契約しており、代価として自分の魂を差し出す代わりに
マックスとアガーテを生贄に仕立てようと目論んでいたのだった。
カスパールは7発のうち3発を自分に、4発を何も知らぬマックスに渡す。
そして射撃大会の日、マックスの手に残った最後の一発の銃声が響くとアガーテが倒れる。
マックスは驚いてアガーテに駆け寄るが、気を失っているアガーテに傷はなく、
木陰で様子を見ていたカスパールが血を流して倒れていた。
結局、悪魔が契約の贄に選んだのはマックスでもアガーテでもなく、カスパールであった。
邪悪な猟師カスパールは悪魔を呪いながら息絶えたのだった。

宝具の必中の弾丸は魔力いらずで他人への譲渡も可能。
ちなみに銃がなくても撃てる。
必殺の弾丸は存在自体が自分の死亡フラグでしかない。
最終更新:2016年09月29日 20:58