【元ネタ】新約聖書 「ペテロ行伝」「使徒行伝」「偽クレメンス文書」
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】言峰 綺礼
【真名】シモン・マグス
【性別】男性
【身長・体重】cm・kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力E 耐久C 敏捷E 魔力B 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
単独行動:A
マスター不在でも行動できる。
ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。
【固有スキル】
魔術:B
エジプトで学習した多様な魔術を習得。
特に幻術に優れる。
奇跡(偽):B
望むがままに望みを叶える奇跡。
知識を追及して善なる宇宙を追及する過程で発生するもので、キリスト教的な奇跡とは異なる。
このランクの場合、死人を生者に戻すことすらできるが、効力が切れると死人に戻る。
話術:C+
言論によって人を動かせる才。
詐術や詭弁に長ける。
権力者や指導者や王を説得する際に有利な補正を得る。
反骨の相:C
キリストの奇跡に異を唱えた新たなる思想の開拓者。
既存の宇宙と神は悪であるとするグノーシス思想そのもの。
同ランクまでの聖人、神託、
カリスマ、などのスキルを無効化する。
【宝具】
『真なる魂(アストラル・ボディ)』
ランク:B 種別:結界宝具 レンジ:- 最大捕捉:1
善なる至高神から流出した力が人間を物質的世界に閉じ込めてしまったとする初期グノーシス思想のうちの、流出した力を戒める意思。
昇華した真なる人の姿の具現。
存在をより高次の次元に昇華することで、例えスキルや宝具であれ察知できず感知できない状態となす。
通常の霊体化と異なり、マスターや心を許したものには目視することができる。
攻撃の一切も素通りする。特殊な効果を持つ攻撃やスキルが無い限り、アヴェンジャーへの干渉は不可能となる。
ただし発動中は物理的な干渉能力を失う。
『智を求めよ(シモニア)』
ランク:C 種別:結界宝具 レンジ:- 最大捕捉:1
ペテロとヨハネの聖霊の御業を目にしたシモンは、それを金銭で自分に授けるように求めた。
ペテロは「この金は、お前と一緒に滅びてしまえ。神の御業は金銭で得られるものではない」と言い、拒絶した。
真名解放は必要なく、魔力を消費して、対象に金銭と引き換えに望むものや術をほぼ確実に受け取ることができる。
対抗するには話術や神性などが有効。
【解説】
キリスト教の考えを真っ向から否定するグノーシス思想が登場した時代に実在したという魔術師。サマリヤ人。
それ故に彼の伝承にはキリスト教徒が記したと思われる悪意溢れるものや眉唾な話も多く、信頼性に薄い伝承が多く残されている。
彼はもともとキリスト教徒であったがある日、ペテロとヨハネが聖霊を授けるのを目にして、ほしくなったが拒絶されてしまった。のちにシモニアという言葉となったストーリーである。
彼はペテロの奇跡がまやかしであることを証明するために天に昇ろうとしたが、ペテロの祈りを受けた神がペテロを地に叩き付けた。彼は酷い怪我を負い、タラキナの町で生涯を終えたとも、死亡したとも伝えられる。
かの暴君ネロのもとで宮廷魔術師をやっていたなる話も残っている。
また彼はヘレナという女性を常にそばにおいていた。彼女は娼婦であった。
シモン曰く、至高神から流出した思考から誕生したのが彼女であり、人類の母であり、天使の母でもあるという。彼女の力に嫉妬した天使らが彼女を物質世界に押し込め、娼婦に貶めたのであるという。
シモンは彼女を物質的世界から解放し、さらに人類を真なる解放に導かんとしている……らしい。
一方のキリスト教徒側からは単なる薄汚い娼婦に過ぎないと嘲笑の対象であったとか。
アヴェンジャーとして召喚されてまず聖杯にキレそうな気がしないでもない。
そして聖杯が汚れてるのを知ったらこの宇宙は悪なのだと確信を深めたり。
単なる詐欺師と言えばそれまで。金で買おうとしたし。
最終更新:2016年09月29日 21:30