防災コラム > 1時間目

防災コラム 1時間目

地震の予備知識1 ~ 地震はどのようにして起こるの? ~



「……さて、と言うわけで今日から【防災】に関する特別授業を始めます」
「先生、今日は何から始めるんですか?」
「それについてですが、今日は皆さんが一番気にしていた地震についてのお話からはじめようと思います」
「まず、地震の定義について、ですが」

『地震』とは。

地震(じしん、英: Earthquake)という語句は、以下の2つの意味で用いられる。
  • 地震学における定義: 地球表面を構成している岩盤(地殻)の内部で、固く密着している岩石同士が、断層と呼ばれる破壊面を境目にして、急激にずれ動くこと。これによって大きな地面の振動が生じこれを地震動(じしんどう)という。
  • 大地のゆれ: 地震動のことで一般的にはこちらも「地震」と呼ばれる。「地震」(なゐふる)という語句は『日本書紀』にも見え、その他古文書の記録にも登場するが、これらは今日の地震学における地震動のことであり、また「大地震」、「小地震」などと共に震度の程度を表すものでもあった。

以上、Wikipediaより抜粋。

「以上が、大まかな定義になります」
「うー……難しい。。」
「確かに、そうは言っても、皆さんには分かりにくい言葉になると思いますので、これを分かりやすい言葉で言い換えましょう」

『地震』とは。

地球の表面の「地殻」が急に動くこと。
また、その動きによって起こるゆれを「地震動」というが、一般的にはこれを地震と言うこともある。



「簡単に言い換えるとこうなります。中学一年生で習いましたよね?」
「覚えているような覚えていないような……」
「そういう人もいると思って準備しました。ちょっと地球の構造から復習しましょうか」




「まず、地球の構造ですが、簡単に言いますと、この図の通り『地殻』『マントル』『核』に分けることが出来ます。覚えていますか?」
「あー……」
(聞いてなかったのかな……)
「頼りないですね。。」




「地殻は大きな岩盤と考えて良いでしょう。これがベルトコンベアのように動いている……こう考えるとわかりやすいのかもしれません」




「動いていく中で、その動いている地殻と隣り合った地殻が徐々に引きずりこまれていきます」




「ある程度曲がると、耐えきれなくなって、跳ね起きます。これが「プレート境界型地震」と呼ばれる物です」
「さて、この引っ張られる方の地殻ですが、引っ張られることで地殻の中にもあちらこちらにひずみがたまっていきます」




「たまったひずみは時として、地殻にひび割れを起こしたり、また、昔からあるひび割れに沿ってずれることがあります」
「こちらは、「断層型地震」と主に呼ばれるものです。他にも、火山活動に伴う「火山性地震」などがあります」
「うーん。分かるような、分からないような」
「しっかりしてください……ココは一応、授業で教えたはずなので」

「とりあえず、地震が起こるメカニズムとしてはこんなものです。次は地震の時に良く聞く二つの数字について解説しましょう」

以上、画像は一部 気象庁サイト より引用しています。

最終更新:2017年04月13日 21:50