摘要
昭和45年1月低気圧は、1970年(昭和45年)1月30日から2月2日にかけて、「爆弾低気圧」となって日本列島を襲った温帯低気圧である。
災害の特徴・キーワード
人的被害及び家屋被害等の内訳
- 犠牲者:14名
- 行方不明者:11名
- 家屋損壊:5,000棟以上
- 船舶被害:300隻
特記事項
現在に至るまで、気象庁によって唯一命名された温帯低気圧である。
いわゆる爆弾低気圧と呼ばれるもので、1月29日ごろ台湾付近で発生し、暖気の流入もあって瞬く間に勢力を強めながら北上、日本に上陸し、縦断した。
台風が根室海峡付近に達した2月1日9時における低気圧最低気圧は960hPaに至り、北海道・東北各地において最低気圧を記録し、現在でも地点の記録を維持しているところも多い。
この低気圧は、岩手県宮古市で最大瞬間風速36.7m/s、栃木県日光市で日降水量126mm、北海道札幌市で日降雪量63cmとなるなど、各地で大雨、大雪、暴風(一部では竜巻も)、高波、しけをもたらし、海陸問わず中日本以東で大きな被害を出した。
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出典
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最終更新:2021年09月23日 16:22