アイソトニック飲料とハイポトニック飲料
- スポーツドリンクにはアイソトニック飲料・ハイポトニック飲料が存在。
- アイソトニックは水溶成分が安静時の体液と同じ濃度の飲料。
- ハイポトニックは体液より濃度が低い飲料。
- 水は浸透圧効果で濃度が低い方から高い方へ吸収されやすい。
- 適度な糖分は水分を運ぶ。
- 激しい運動などで汗をかくと体液の濃度が下がる。
- 安静時は糖分・塩分・水分がバランス良く取れ、浸透圧が同じで水と同時に必要な塩分などが補給できるアイソトニック飲料が向いている。また、糖分が高い為運動時の栄養補給にも。
- ハイポトニックは大量発汗時の水分補給に向く。浸透圧が低い為、水分が効率よく吸収される。
経口補水液とは?
- ハイポトニック飲料の一種で糖分を抑え、塩分濃度を高めにした製品。
- やはり水分補給を重視した商品ではあるが、塩分濃度を高めにすることで、多量発汗などで急激に失われた塩分の補給を重視したところに特徴がある。
- 塩分濃度が高いことより、常飲には向かず、通常時に飲むと飲みづらく感じることがある。一般的にがぶ飲みする物ではないことに留意。
- 一般的には熱中症時や下痢などで医師や薬剤師などから服用を指示された際に飲用することが多いが、大量発汗や強いのどの渇きなど、熱中症の症状が現れ始めたときに応急処置として服用することにも向いている。
- ナトリウムやカリウム、ブドウ糖が比較的多く含まれているため、高血圧・腎臓病・糖尿病などの疾患のある方、食事指導を受けている方は、必ずかかりつけ医師・薬剤師の指示の下で服用すること。
アイソトニック飲料の例
ハイポトニック飲料の例
経口補水液の例
最終更新:2022年07月01日 22:00